ノア&ヴォクシーが来る! エクストレイルが来る!! フェアレディZが来る!!! 2022年上半期登場の新型車たち

■5月

●ホンダ ステップワゴン……1月7日デザイン公開、5月販売開始

 ホンダの狭山工場の2021年内閉鎖に伴い生産が終了し、在庫販売となっている現行ステップワゴン。新型が登場するまで空白期間となる。

 ネガな話題のなか、ホンダは新型ステップワゴンのチラ見せティザーでここに掲載している2点(画像ギャラリーで更に3点)の画像を公開した。加えて2022年5月のデビューに先駆け、1月7日にデザインをオンラインで初公開した。

ホンダ ステップワゴン。ヘッドランプのアップ画像を見る限り端正な顔に仕上げられていると予想。内部デザインがキモ(画像はティザーサイト発表時のもの)
ホンダ ステップワゴン。ヘッドランプのアップ画像を見る限り端正な顔に仕上げられていると予想。内部デザインがキモ(画像はティザーサイト発表時のもの)

 真横画像から、現行モデルよりもボクシーで、2代目を彷彿とさせるプロポーション。ヘッドライトは横長で、今流行のオラオラ顔ではなく端正系の仕上げだ。

 インテリアの質感は高く、2列目の快適性が格段に向上しているのは疑いようもない。

 パワーユニットは1.5Lターボと2Lのe:HEVで、ステップワゴンの真骨頂であるスポーティでシュアなハンドリングにより走りをさらに磨き登場する!

スクエアながらエッジが丸みを帯びた新デザインテイストに注目!(画像はティザーサイト発表時のもの)
スクエアながらエッジが丸みを帯びた新デザインテイストに注目!(画像はティザーサイト発表時のもの)

●ホンダ シビックタイプR……「究極のタイプR」が走り出す

 6代目となるシビックタイプRが2022年にデビューする。ベースは2021年9月に発売された11代目新型シビックで、ハイパワーターボを搭載したFFスポーツとなる。

 次期型では当初レジェンド譲りのSH-AWDを搭載するという情報もあり、実際に開発が進められていたが、コストや重量増加の問題により見送られ、2L直4VTECターボを継続採用することになったようだ。

ホンダ シビックタイプR。評価の高かった従来型の正常進化バージョンで、新型シビックをベースにさらなる補強を施し、強靭なボディを手に入れる(画像はベストカー編集部による予想CG)
ホンダ シビックタイプR。評価の高かった従来型の正常進化バージョンで、新型シビックをベースにさらなる補強を施し、強靭なボディを手に入れる(画像はベストカー編集部による予想CG)

 気になるエンジンスペックは320ps/40.8kgmと従来型同様ながら、細部の改良によりトルク特性を変更し、レスポンスの優れたエンジンに進化させているという。

 ベースとなる新型シビックは当初からタイプRを念頭に開発されており、高いボディ剛性が確保されている。そこにさらに、タイプRのための専用補強が施される。

 ニュルブルクリンクでテストが繰り返されており、12月にはホンダのホームサーキット、鈴鹿サーキットでも開発テストが行われ、開発の順調さをうかがわせた。

 正式デビューは2022年5月の予定だが、半導体不足の影響で、ズレ込む可能性もある。

●ホンダ シビックe:HEV……日本で12年ぶりにHV復活

 2021年9月にフルモデルチェンジした新型シビックについて、ホンダは1.5Lターボに加えて12年ぶりに日本で復活するハイブリッド仕様を、1年後を目途に追加することを公表した。

 現在ホンダが保有する、このクラスのモデルに搭載できるハイブリッドユニットは、1.5L(109ps/13.7kgm)+モーター(131ps/22.2kgm)と、2L(145ps/17.8kgm)+モーター(184ps/32.1kgm)という排気量のe:HEVラインナップとなる。

ホンダ シビック。写真は現行の1.5Lターボ車だが、ハイブリッドのエクステリアも基本的に同じになる見込みだ
ホンダ シビック。写真は現行の1.5Lターボ車だが、ハイブリッドのエクステリアも基本的に同じになる見込みだ

 有力なのは、インサイトに搭載されている1.5L版だが、ステップワゴンなどと同じ2L版を搭載するという情報も根強く存在する。

 その理由としては、新型シビックはプレミアムな走りを売りにしていることもあり、パワフルで余裕のある走りを実現するためには、動力性能の優れた2L版の搭載が必要だからだという。

e:HEVはインサイトが搭載する1.5L版が有力。価格はターボモデルの約50万円高となりそうだ
e:HEVはインサイトが搭載する1.5L版が有力。価格はターボモデルの約50万円高となりそうだ

 どちらのパワーユニットが搭載されるにしても、駆動方式はFFのみで、1.5Lターボ同様に、上級のLX、ベースのEXという2グレード構成となり、価格は1.5Lターボより50万円ほど高い370万~400万円になると予想されている。

●マツダ2……スタイルも走りも質感がさらにアップ

 人気のコンパクトカー市場に、2022年5月にマツダが送り出すのが新型マツダ2だ。

 2019年に登場したマツダ3から投入されているマツダ第7世代商品群のひとつで、進化したSKYACTIVの技術を投入する。

マツダ2。小型車用の新世代SKYACTIVシャシーの採用で、走りがより上質なものに(画像はベストカー編集部による予想CG)
マツダ2。小型車用の新世代SKYACTIVシャシーの採用で、走りがより上質なものに(画像はベストカー編集部による予想CG)

 プラットフォームは新開発のものに変更され、搭載するパワートレーンは1.5Lガソリン(新開発の直3のSKYACTIV-X)と1.5Lクリーンディーゼルのラインナップになる見込みだ。

 デザインも魂動デザイン・フェイズ2に進化し、よりプレミアムさが向上する。

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