■年央
●トヨタ bZ4X……ぞくぞく登場するbZシリーズの先鋒!
トヨタのBEV、bZ4Xの詳細が公表された。基礎となるのは、e-TNGAの考え方に基づきスバルと共同開発したBEV専用のプラットフォームだ。
FFと4WDが用意され、搭載するモーターはFFが150kWを1基、4WDは前後とも80kWのものを1基ずつで計2基搭載。バッテリーは71.4kWhのリチウムイオンバッテリーを床下に配置する。
AWD技術では、スバルのX-MODEをトヨタ車として初採用し、新たな機能としてグリップ・コントロールを新開発し搭載することで、悪路走破性も高めている。
またステアリングホイールとタイヤの間にメカニカルな結合のない、ステアバイワイヤシステムをトヨタ車として初めて一部モデルに採用。1年間で走行距離1800kmに相当する発電量を生成し、災害時でも太陽光で充電可能なルーフソーラーパネルも設定するなど、先進性を前面に押し出した仕様となっている。
■トヨタ bZ4X 主要諸元
・駆動方式:4WD
・全長×全幅×全高:4960×1860×1650mm
・ホイールベース:2850mm
・車両重量:2005kg~
・最大出力(前/後):80kW/80kW
・最大出力(システム):160kW
・動力用電池種類:リチウムイオン電池
・動力用電池総電力量:71.4kWh
・一充電走行距離:460km前後
●スバル ソルテラ……共同開発ながらスバルらしさを打ち出したEV
トヨタのbZ4Xの兄弟車にあたるソルテラがワールドプレミアされた。ソルテラはスペイン語で太陽を表すソルと、地球や大地を意味するテラを組み合わせた造語だ。
ソルテラはbZ4Xと同じく、FFと4WDが用意される。搭載するモーターはFFが150kWを1基、4WDは前後とも80kWのものを1基ずつで計2基搭載する。バッテリーは共通で71.4kWhのリチウムイオンバッテリーを床下に配置。150kWの急速充電にも対応している。
ソルテラはフロントグリルに、ほかのスバル車同様に六角形のグリルを採用。ボディカラーやインテリアカラーなどについても、ソルテラ専用色が用意されている。
メカニズム面では、bZ4Xが異形ハンドルを使うステアバイワイヤ方式なのに対して、ソルテラは丸型のコンベンショナルなステアリングを採用した点が異なる。
■スバル ソルテラ 主要諸元
・駆動方式:4WD
・全長×全幅×全高:4960×1860×1650mm
・ホイールベース:2850mm
・車両重量:2020kg~
・最大出力(前/後):80kW/80kW
・最大出力(システム):160kW
・動力用電池種類:リチウムイオン電池
・動力用電池総電力量:71.4kWh
・一充電走行距離:460km前後
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