■レクサス コンパクトSUV(2023年秋)
●レクサスのエントリーSUVはハイブリッドで登場!
日本、欧州でコンパクトSUVの需要が高まりを見せている。トヨタは全長3700mmのAセグコンパクトカーのアイゴをSUV化したアイゴクロスを発表。こちらは日本での販売予定はなく、アイゴ同様に欧州専売となる。
それに対し、フルラインナップSUVを目指すレクサスは、ヤリスクロスとアイゴクロスの中間的な全長4000mm前後のSUVマーケットに新規参入する。
昨年(2021年)12月14日に公開されたトヨタの16台のBEVのなかに、「bZスモールクロスオーバー」というBEVが存在したが、レクサスの新型コンパクトSUVとはまったくの別物。
「2035年までに100%BEVブランドとなる」という衝撃の戦略を公開したレクサスだが、このコンパクトSUVはBEVではなく1.5L+モーターのハイブリッドユニットを搭載してデビューする可能性が高いと思われる。
従ってプラットフォームもbZ系がe-TNGAに対し、コンパクトSUVはヤリス系で定評のあるTNGAのGA-Bプラットフォームとなる。
UXの下に位置するコンパクトSUVは、レクサスのエントリーモデルやセカンドカーとしての需要が見込まれ、価格は280万~400万円前後となると予想。
■レクサス LF(2023年春)
●レクサスの存在感を世界にアピールする高級SUV!
世界的にブランドの認知度を向上させているレクサス。現在レクサスのフラッグシップSUVはLXだが、市場ではさらに最上級クラスのクロスオーバーが求められている。
ベンツにはGLSがあり、BMWにはX7があり、ロールスロイスではカリナンなどがプレミアムサルーンをベースにしたクロスオーバーSUVとして支持されている。
そこでレクサスが送り出すのが、2018年のデトロイトショーで出展した「LF-1リミットレス」を市販モデルに仕上げた「レクサスLF」だ。早ければ来年春に投入される見込みだ。
ベースとなるのは、レクサスLSのGA-Lプラットフォーム。海外のクロスオーバーSUVと同じくFR系のプラットフォームを採用するのがポイントだ。
パワートレーンは基本的にはLSと同じで、3.5L V6ターボと、3.5L V6ハイブリッドとなる。さらに上級グレードの「Fスポーツ」では、新開発の4L V8ツインターボの搭載も計画されているようだ。
■トヨタ ランドクルーザープラド(2023年 夏)
●本格派ヘビーデューティSUVが、さらにタフに進化する
2021年8月にフルモデルチェンジしたランドクルーザー300に続き、使いやすいサイズ感で人気のプラドがモデルチェンジを行う。
デザインなどは基本的にキープコンセプトとなる。現行型プラドで評価の高いヘビーデューティ性能と、大きすぎないサイズ感を受け継ぎながら、最新の先進安全装備など、時代にマッチしたクロカンSUVへと進化する。
ランクル300で新開発されたTNGAに基づいたラダーフレームを採用するが、これは設計段階でプラドへの採用も考慮されていたもの。フロントサスはダブルウィッシュボーン、リアサスは堅牢な車軸式と現行型同様となる。
ボディサイズは現行型とほぼ同寸の全長4820mm、全幅1890mmとなりそうだ。
パワートレーンは、ランクル300にも搭載される3.3L V6ディーゼルターボを搭載。トランスミッションは10速ATで、副変速機を組み合わせたフルタイム4WD、いわゆるテレインコントロールシステムが採用され、あらゆる路面コンディションで高い走破性を発揮する。
【画像ギャラリー】早ければ今年来る? トヨタ・レクサスの新型SUVをギャラリーでチェック!(8枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方