アルファード/ヴェルファイア 4月27日一部改良へ 新型予約開始とヴェルファイア存続の行方

次期型アルファードはどのようなモデルになるのか

 次期型は、トヨタの次世代における新しいクルマづくりの考え方である「TNGA」による新開発のプラットフォームを採用。ボディシェルはキープコンセプトでのボックス型エクステリアデザインで仕立てる。一段とクオリティアップを図り、使い勝手、利便性、安全対策の向上を図る。

 パワーユニットは2.5LガソリンNA、同ハイブリッド、3.5Lハイブリッドを搭載。新型のハイブリッド車の販売構成比を、現行の約50%から80%程度まで引き上げる狙いがある。安全、安心パッケージのトヨタセーフティセンスは最新のデバイスを標準、ないしはオプション装着とする。

※証言1:首都圏トヨペット店営業担当者
 アルファードは4月27日に現行モデルで最終の一部改良を実施する。今回は今秋の9月に実施となる改正の法規に対応することに合わせている。

 特別仕様車の「アルファードSタイプゴールド」についてはシート表皮を変更し、グレードアップする。カタログは刷新されるが、商品内容や大部分のグレードは価格据え置きになるので、従来カタログのまま改良モデルの見積書の作成、購入交渉が可能になっている。

 ただ改良モデルの生産開始は5月9日からになるので、今現在の納期は4カ月待ちの7月中旬以降になっている。

 一部改良といってもモデル自体は古いので、ナビ、ETC付きだと下取り車なしでも値引き額は40万円以上と比較的好条件で買える状況にある。ガソリン価格の値上がりに合わせて、ハイブリッド車の販売構成比はここに来て10%以上もはね上がっている。

※証言2:首都圏ネッツ店営業担当者
 ヴェルファイアの専売だった頃はアルファードよりもよく売れていたが、両モデルを扱うようになってからはアルファードのほうがずっと売れ行きがよくなっている。5年後のリセールバリューは20万円以上もアルファードのほうが高くなっているので、次期型からアルファードに1本化されるのはやむを得ないと考える。

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