マツダが勝負に出ている。直列、縦置きエンジンを搭載する後輪駆動のラージ商品群をグローバルに順次導入し、独自の魅力に磨きをかけるべく動いているのだ。
直列エンジン、特に縦置き6気筒は衝突安全性が低いとされて世界の自動車メーカーが一時期「見放した」エンジンだった。しかし、電動化に必要な補機類を効率よく装着できる点や、衝突安全性の面でも新たなボディ設計技術が生まれ、エンジンそのものが衝撃を吸収できる利点が再評価。
それでも現状ではメルセデスベンツくらいしか積極的には活用していないが、マツダはそこに賭けると決めたのだ。文字通り「社運」をかけた2030年までの新戦略を読み解く!
※本稿は2022年3月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/MAZDA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年4月10日号
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