■トヨタはコンセプトモデルのエレクトリファイドスポーツを2021年12月に発表 これがLFAIIになる?
全固体電池は、トヨタもすでに実用実験に入っていると言われ、ホンダに先行しているし、2021年12月の豊田章男社長による「BEVに関する説明会」でレクサスブランドのエレクトリファイドスポーツを公開している。
このエレクトリファイドスポーツの登場は2030年頃になるとみられ、その前にV8ターボを積むコンベンショナルなピュアスポーツを計画している。
これがLFAの後継者といわれるスーパースポーツの正体で、その進化モデルがピュアEVのエレクトリファイドスポーツとなり、ホンダのNSX EVと対決することになる。
性能的にも、この2台は拮抗するはずで、おそらくパワーは800ps級、0-100km/h加速は3秒以内、最高速度は300km/hクラス。このあたりが世界レベルのEVスポーツのひとつの水準で、当然2台ともに到達してくるだろう。
そしてもう1台、日本からこのクラスに参戦してくるモデルがある。最新情報によれば2028年頃に日産GT-RがBEVで登場してくることが判明している(詳細情報は現在発売中のベストカー2022年5月26日号を参照)。
当然、NSX EV、LFA(エレクトリファイドスポーツ)と強力なライバル関係になることは間違いなく、日本のEV車の頂点に立つ3台が割拠する時代がやってきそうだ。
EVという時代のうねりは好むと好まざるとにかかわらず、すぐそこまできている。その頂点を目指しホンダ、トヨタ、そして日産が激闘を繰り広げるのだ。
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