新型フェアレディZの発売が近づく中(6月下旬から「今夏」へと予定を変更)、トヨタはGRカローラを発表&スープラにはMTを追加。
年々自由なクルマ作りができなくなっている世の中において、これだけのスポーツカーが発売される事態に世のスポーツカーファンのアドレナリンは上がりまくっていることだろう。
だがしかし! このムーブメントはまだまだ終わらない。国内各自動車メーカーはスポーツモデルの発表を控えている。
そこで今回は「1年以内に登場予定」とベストカー編集部が掴んでいる国産スポーツカースクープ情報をご紹介。Zに続く国産スポーツカーは何だ!?
※本稿は2022年4月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/レクサス、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年5月10日号
■デビューは今秋!!? ホンダ 新型シビックタイプRはここがスゴイ!!
6代目新型シビックタイプRは、先代リミテッドエディションの技術をさらに進化させて投入するクルマと思っていい。
リミテッドエディションは国内限定200台が瞬く間に売り切れた「幻のタイプR」だが、ベストカーで試乗をお願いした山野哲也氏が「試乗最高のホンダ車」と絶賛していたのを思い出す。
特にサスペンションセッティングが素晴らしく、そのハンドリングをさらに磨き上げたのが新型シビックタイプRということになる。
ベースは現行シビック(奇しくも本日2022年6月30日、e:HEVが新設定され発売された)で、最初からタイプRの開発もされてきたため、従来型以上に進化、改良の自由度が高いのが特徴。
ハイパワー化に合わせたボディ補強なども妥協なく行われているという。
320ps/40.8kgmを発生するK20C型直4、2L・VTECターボは継続採用。
スペックは未発表だが、10〜20psパワーアップして登場する可能性もある。トランスミッションは自動ブリッピング機構付きの6速MTとなる。
デザインはカモフラージュされた状態ではあるが公開済みで、前後のオーバーハングが極端に切り詰められているのが特徴。
前後フェンダーのボリュームは従来型以上で、全幅は1900mmに限りなく近づくと思われる(先代は1875mm)。
ヘッドランプ、フロントグリル、リアバンパーなどは専用デザインが採用され、ベースのシビックとは大きく異なるイメージとなる。
デビューは今年の秋、9~10月頃。先代モデルは英国で生産される輸入車だったが、新型はベースのシビックと同じく埼玉県寄居工場で生産。
価格は先代リミテッドエディションと同等の550万円前後となりそうだ。このクルマも納期の遅れは避けられず、早めの注文をお薦めしたい。
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