先週、三菱パジェロミニの復活を報じたばかりだが、またもやビッグネームの復活情報が飛び込んできた。
日産が2009年7月に発売し、佳作として名高いながらも売上げ低迷のため7年ほどで生産終了となった「隠れた佳作」、スカイラインクロスオーバーを復活させるという!
※本稿は2022年6月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/NISSAN,Infinity
初出:『ベストカー』2022年6月26日号
■2024年登場か?
先日ハイブリッドモデルの販売が終了したばかりの日産 スカイライン(ガソリンターボは販売継続中)。だが、次期モデルをSUVで計画しているという。
まるでどこかほかのメーカーで聞いたような話だが、スカイラインのSUVといえば、2009年から2016年までラインナップされていた「スカイラインクロスオーバー」があったが、現在は存在せず。
北米ではインフィニティQX50とそのクーペタイプのQX55が売られており、系譜的には日本でのスカイラインクロスオーバーに当たるモデル。
つまり、なぜか日本市場だけ空白地帯になっているということなのだ。
情報として入っているスカイラインSUVのパワーユニットはe-POWERで、そうなると思い出すのが2019年のジュネーブショーで出展されたSUVの「IMQコンセプト」。
1.5L VC(可変圧縮)ターボエンジンを発電専用に使うe-POWERを搭載し、前後をモーターで駆動する4WDだ。
スカイラインの新型SUVのベースとなるのはこのIMQコンセプトが有力。
IMQコンセプトは全長4558mmのCセグメントサイズで、4800mmを超えるスカイラインよりも小さいが、デザインは北米QXシリーズの進化版となりそうだ。
2年後の2024年登場を目指して開発中という情報だが、重要なのは、このクルマに対する販売店の期待値が大きいことだ。
セダンの販売が伸び悩んでいる今、SUVに転身するスカイラインに対して否定的な意見は少なく、「デザインがよければ売れそう」と登場を待ち望んでいる販売関係者が多い。
前号で、クラウンSUVが販売サイドの反対で開発を凍結したという情報をお届けしたが、スカイラインに関してはその心配はなさそう。
もちろん、「スカイライン」の名にふさわしい走りの性能を持っていることは最低条件だが、電動車の新たな走りの世界を築き始めている今の日産ならクリアできること確実。
e-POWERも着実に進化しており、期待は膨らむ!
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