■イメージは「スープラのBEV版」!? 2モーター&新4WDシステムを採用か
GRのBEVスポーツはこの全固体電池ありきで計画されている。
トヨタはパナソニックと共同で全固体電池の開発を進めており、2020年代前半に実用化する目標を掲げている。
情報によると、このBEVスポーツは2026年の発売を目指しているというから時期的にも合致する。
ただし、2026年ではまだ全固体電池は「高価で特別なモノ」であり、普及型のクルマに使うのは厳しい状況も予想される。だからこそGRのピュアスポーツに使われるというわけだ。
入っている情報はかなり具体的である。
500ps級の高出力で、駆動方式は前後2モーターの4WD。しかもまったく新しい4WD制御が入れられるというものだ。
「ボディサイズはGRスープラくらいをイメージすればいい」(情報提供者)とのことなので、全長4400mmで全幅1900mmあたりというところか。
2シーターが有力で、FRと4WDという違いはあるが、それこそGRスープラのBEV版といったイメージになりそうだ。
昨年12月に公開したGRのコンパクトBEVスポーツとはかなり違った印象となるが、あのコンセプトはまた別のモデルで生かされることになるのだろう。
まずは全固体電池のBEV版スープラが先に登場することになる。
■WRCドライバーのドライビングを再現?
まだ開発にゴーサインが出たばかりでデザインに関する情報は少ないが、2026年に登場するBEVスポーツなのだから、当然新しさを強くアピールするものとなるだろう。
床には薄いバッテリーだけでシャフト類のいらないBEVの場合、全高を思い切って低くしてもキャビンスペースを確保できるからデザインの自由度はかなり高くなる。そのあたりも楽しみなところ。
技術的には、新しい4WDシステムが注目のアイテムとなる。
きめ細かな制御が可能なモーターを使うだけに、前後はもちろん4輪それぞれに最適な駆動力を与える制御が期待できる。
クルマの性格上、オンロードでの操縦性に的を絞った制御となり、2026年には当然の装備となっているであろう可変ステアリングとの相乗効果で新次元の走りを見せてくれること確実。
ここでこそWRCやサーキットレースで走りを鍛えているGRの本領が発揮されると考えていい。
GRは超一流WRCドライバーの運転操作をデータ化して集めているというが、そのデータも新しい4WDシステムの制御に存分に生かされることになりそうだ。
全固体電池を使うこのBEVスポーツへの期待は膨らむ一方だが、実は、このクルマにはさらに興味深い情報がもたらされている。
マツダとの協業が見え隠れしているというものだ。トヨタとマツダの共同開発なのか、このクルマをベースとしたマツダブランドのスポーツカーを計画しているのか。
そのあたりの状況については、次週で詳しくお届けしたい。
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