毎月200店以上の新車ディーラーを回り、「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。
好調な売れゆきを続けるトヨタを中心に、今年夏から秋は改良やフルモデルチェンジによるニューモデルの登場が目白押し。
今回はその中からトヨタ カローラやプリウスの一部改良、さらに日産サクラの受注状況など、国内自動車メーカーの最新情報をお届け!!
※本稿は2022年6月のものです
文/遠藤徹、写真/トヨタ、日産、ホンダ、ダイハツ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年7月10日号
■トヨタカローラのセダン/ツーリング/スポーツを10月に改良
トヨタは、今秋の10月にカローラ/カローラツーリング/カローラスポーツを一部改良します。
今回の改良はエンジンラインナップの変更、法規対応、カーナビのサイズ拡大、安全装備の強化などが行われる予定です。
エンジンはガソリンNAエンジンを従来の1.8Lから1.5Lに変更します。カーナビは10.5インチの大型モニターも選べるようになります。内外装のデザイン変更はありません。
今回の改良や装備の充実化で、価格は約5万円の値上げになる見込みです。この改良モデルは、8月上旬から先行予約の受付を開始します
■トヨタプリウスとプリウスPHVが9月に一部改良
トヨタは、今年9月にプリウス、プリウスPHVの一部改良を予定しています。改良の内容は騒音や排ガス対策などの法規対応のみです。価格の変更はありません。
プリウスは今年末に、プリウスPHVは来年3月に、それぞれ次期型へとフルモデルチェンジするという情報がありましたが、9月に改良を実施することから、このモデルチェンジは1年程度先送りされる可能性があります。
■日産、サクラは受注堅調、量販指向で攻勢をかける
軽自動車ベース電気自動車のサクラは、予約受注を開始しましたが、発売は8月を予定しています。
受注は比較的堅調な推移を見せており、5月下旬現在の予約で納期は9月と比較的早い状況にあります。が、発売直前の7月以降には急速に納期が延びて、年内納車が難しくなると予想されます。
日産としては、サクラは軽自動車のデイズ並みの販売台数を目指しています。
最近、デイズルークスは月販3500~5000台で推移していることから、当面はこのあたりがサクラの販売目標となりそうです。
【画像ギャラリー】カローラ プリウス ムーヴキャンバス フリード… 夏から秋の国産車改良・モデルチェンジ情報を時短チェック!!(28枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方