■次期型N-WGNは5月に発売か?
ホンダは次期型N-WGNの発表、発売を5月のゴールデンウイーク明けにも実施する方向でスケジュール調整をしている模様です。
次期型は現行N-BOXのプラットフォーム&基本コンポーネンツを流用して仕立てられます。室内居住空間の拡大、使い勝手の向上、クオリティアップ、先進安全装備「ホンダセンシング」の最新バージョンの標準装備などが盛り込まれます。これによって同クラスハイトワゴンのトップセラーを目指す構えです。
現行モデルは3月いっぱいでオーダーストップし、以降在庫一掃セールに入り、カーナビ、ETC、オプションサービスを含めると20万円以上の値引きが期待できる状況にあります。
■ホンダの1.5Lハイブリッドはすべて2モーターに
ホンダは近い将来、1.5Lハイブリッドのシステムを、従来の1モーター式からすべて2モーター式に切り替える方針です。今年10月にフルモデルチェンジする次期型フィットを皮切りに、2020年にシャトルとグレイス、2021年にヴェゼル、2022年にフリードが一新する予定で、このフィットファミリーの次世代モデルは2モーター式のハイブリッドに代わる見込みです。
2モーター式の1.5Lハイブリッドは、昨年末に新型インサイトに搭載されていますが、これをベースに量産化を進めることでコストダウンを図る方針です。
■新型CR-V&インサイト、キャンペーン展開でテコ入れ
ホンダは昨年8月末に新型CR-V、12月にインサイトをそれぞれ発売しましたが、どちらも販売実績は今一歩の状況にあります。CR-Vは月販2500台を目標に設定しましたが、発売以来一度も達成できていません。インサイトは販売計画を公表せずに発売させています。
ホンダ販売店筋によると「クルマそのものの商品性は高いが、ライバル車に比べると価格設定が高過ぎるため売りにくい」といった声があります。
この価格が高いという意見をカバーするために、両モデルとも1.9%の超低金利による残価設定クレジットを設定して売り込みを強化していますが、今のところ効き目はあまりないようです。値引きを15万円以内に引き締めていますが、今後は拡大させる可能性があります。
■SKYACTIV-Xは3気筒化で1.5Lに対応か
マツダは次世代環境技術の進化バージョンである「SKYACTIV-X」を3気筒化し1.5Lのコンパクトカー用ユニットとして次期型デミオに搭載すべく開発を進めている模様です。
上記のとおり3月に予約開始、5月頃に発売するアクセラの後継モデル「マツダ3」には2L、4気筒のSKYACTIV-Xを搭載しますが、これを3気筒化した1.5Lユニットをデミオ用に用意することになります。
この技術はハイブリッド車並みの実用燃費を実現することがウリで、1.5Lユニットは2020年秋にもフルモデルチェンジする次期型デミオに搭載する計画が進められています。
なお、同ユニットはかなりコスト高になりますが、これをいかに引き下げるかが課題になっています。
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