毎回、新車ディーラーを回って「生」の新車情報を届けてくれる、流通ジャーナリスト遠藤徹氏の「地獄耳スクープ」。今回は「来週(3月4日~)からマツダ3(アクセラ後継車)の予約注文が開始される」というかなり緊急の情報が入ったため、特別編として普段より2割増しの情報量とテンションでお届けします。
文:遠藤徹
ベストカー2019年3月10日号「遠藤徹の地獄耳スクープ」より
■新型「マツダ3」(アクセラ後継車)3月4~7日より予約受付開始
2月末から、全国のマツダディーラーに新型マツダ3(アクセラ後継車)の営業マン用資料が配布され、週明け(3月4日~)から予定価格表が通達、その時点で見積もりをとることが可能となります。
(首都圏の有力ディーラーである関東マツダは3月5日からですが、その日は火曜日で一斉定休日となり、休み明けの6日もしくは7日より受付開始となるもよう)
いよいよ予約受付開始となりますが、しかし現時点ではマツダ営業マンも車両の概況についてはほとんど知らされておらず、現時点では予定価格表とざっくりとした諸元(SKYACTIV-Xは遅れて設定されるため、そのグレード以外のモデル)のみの予約開始となるそう。
本件については予約受注開始となった来週、改めて詳細をお知らせします。
■次期型カローラセダン/ワゴンは10月に投入か
トヨタは次期型カローラのセダンとステーションワゴンを今秋の10月に投入する見通しです。
今年の10月には消費税が10%へ引き上げられます。当初の投入時期だと増税前に需要が集中して、新型車効果による売れゆきが10月以降は一気に落ち込むことを配慮したため、やや発売時期を遅らせたのでは…という情報が入ってきています。
次期型は現行カローラスポーツと同じプラットフォームを採用し、セダン、ステーションワゴンの「ツーリング」ともに3ナンバーサイズに拡大し、クオリティアップが図られます。これにより、価格も10万円以上大幅アップする見込みです。
搭載するパワーユニットは1.2Lターボ&1.8Lハイブリッドで、ハイブリッドは現行プリウス並みの価格設定になる見通しです。
販売店は従来のカローラ店専売からトヨタ全系列店に拡大されます。これによってプレミオ/アリオンはモデル廃止になるものと思われます。
■従来型リーフの在庫車を大幅値引きで販売
日産は1月23日に電気自動車リーフのハイパフォーマンスモデル「リーフe+」を設定、同時に従来モデルも一部改良して発売しましたが、首都圏の販売店各社は従来モデルの在庫車が残っており、この従来モデルの在庫車、一部改良車、e+の3タイプをまったく違う条件で販売しているケースが目につきます。
従来モデルの在庫車はドライブレコーダーとETC車載器のサービス付きで40万円引き、一部改良車は30万円引きとどちらも大幅値引きで売っていますがe+については車両価格が従来よりも50万円以上高いにもかかわらず、車両本体からの値引きはゼロとしているのです。
ただし、どれも好調な売れゆきで、従来モデルの在庫は2月中で売り切れそうな状況となっています。また、新型のe+と一部改良車の受注はスタート時点でほぼ同じ割合で売れています。
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