北米で大人気のピックアップ、トヨタのタコマの2024年モデルが発表された。いろいろと書きたいことはたくさんあるが、なんと言っても「トレイルハンター」と「TRD プロ」の2グレードの存在感が半端ない!! 早速紹介しよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:TOYOTA USA
■老舗サスペンションメーカーとコラボでカスタム不要だわ
トヨタ・タコマといえば北米では約20年間、ミッドサイズのピックアップ市場で王者となっている超人気車種。ピックアップの本場のアメリカでタコマがそれだけ売れているというのはトヨタの底力にも思える。
そんなタコマはティザー戦法で2024モデルをずっとチラ見せしてきた。そして現地時間の2023年5月18日に発表されたタコマは思わず「マジっすか!!」と言いたくなる2グレードが用意されていた。
まず紹介するのが「トレイルハンター」。ARBのスチールバンパー、33インチタイヤと組み合わされるオールドマンエミューのサスペンション、そしてJBLのスピーカーなど、もうマニア心くすぐるセレクトです。特にオールドマンエミューは4WD乗りなら知っているブランドながら、世間一般では結構地味な存在。
それでも入れてくるあたりがクルマ好きが作っているなぁ~、となんだか感心してしまうほど。さらに荷台にはリジッドのキャリアなども装備するなどまさにカスタム不要なほどキマッている。くぅー、かっこいいぞぉ!!!
■TRDの名に恥じない「TRDプロ」はハイブリッド搭載?
今回驚かされたのがi-FORCE MAXというパワートレイン。2.4Lターボとモーターの組み合わせになるが、なんと326馬力、64.28kgmというとてつもないパワーを絞り出す。
従来型はV6ツインターボにハイブリッドを組み合わせていたが、今回からは直4エンジンへと変更される。ATも10ATから8ATになるなどややおとなしくなるものの、きっとなにかしらの狙いがあるはずだ(オフロードでは過剰だった?)。
肝心のTRDプロだがこちらはトレイルハンターよりもちょっと尖った感じ。2.5インチのFOXのダンパー(FOXってのがまたいいっ)に、ダンパー付きのダイナミックパフォーマンスシートを装備する。
このダイナミックパフォーマンスシートは「アイアンマンくらい価値がある」とトヨタ公式ページが言っているほどだから、堅牢かつドライバーを優しく包み込むのだろう。
とにかく「スピード」を求めたというTRDプロ。フラットダートを爆走するには最高の1台かもしれない。
コメント
コメントの使い方