次期フィットについてはベストカーWebでも何度か触れてきたが、ヨーロッパホンダが公式発表として「ハイブリッド」の存在を発表した。
そしてそのワールドプレミアは2019年10月の東京モーターショーとなる。
ベストカーがこれまで迫ってきたようなi-MMD採用のハイブリッドの存在は明らかになったものの、現段階でターボモデルなどの発表はない。
いまわかっている次期フィットのスペックなどをまとめました。
文:ベストカーWeb編集部/写真:Honda
■2モーター”i-MMD”搭載で東京モーターショーで発表!!
ホンダヨーロッパが発表したところによると、新型ジャズ(日本名:フィット)にはi-MMDを採用したハイブリッドを搭載する。
すでに日本のホンダ関係者が明言しているように、新たなi-MMDユニットは開発されており、それはほぼ確実に次期フィットへの搭載がされるはずだ。
そもそもi-MMDは2モーターユニットの採用で、現行型フィットハイブリッドのワンモーターi-DCDからがらりと変化する。
そのメリットはこちらの記事でも紹介したが、やはりドライバビリティの向上にあるだろう。
特に燃費競争においてはトヨタアクアなど、強力なライバル勢も多いだけにホンダとしては燃費(ベストカーでは40km/Lと予想)に加えて走りのよさもアピールしたいはずだ。
今回のホンダヨーロッパの公式発表ではさらにワールドプレミアの時期も明言されている。
” The next-generation Jazz will make its international premiere at the Tokyo Motor Show later this year.”
そう、それは2019年東京モーターショー。
フィットはグローバルモデルとして日本のみならず、多くの国で愛されるホンダの原点を体現したかのようなクルマ。
そのフィットが日本でワールドプレミアされることが確実になったことは、日本のクルマ好きにとっても嬉しい知らせではないだろうか?
■ホンダの電動化の急先鋒が次期フィット??
ホンダヨーロッパは今回のジャズのプレスリリースに後輪駆動EVの「ホンダe」も登場させている。
ホンダeが2019年後半から生産開始になることはすでにアナウンスされていたが、ついに車名が「Honda e」になることも発表された。
ホンダはかねてより2030年までに3分の2の市販車を電動化することを事業戦略として掲げており、その第一弾となるのがホンダeだ。
しかし現実的にはインフラ整備などは世界的に見てまだ不十分であり、ピュアEVのみを開発するワケにもいかないという懐事情もある。
そんな最中、注目の発言があった。それが2019年5月8日のホンダの事業方針説明会見での八郷社長の発言。
「全世界での拡販を通じて燃費の向上による地球環境への貢献を目指し、電動化はハイブリッドを中心に進めていきます」。
グローバルモデルとして販売台数を見込めるフィットは、ホンダの電動化の命運を握るのが次期フィットになるはずだ。
新型フィットは現行インサイトのハイブリッドシステムを踏襲し排気量は1.5Lと予想され、そして既報のとおりターボモデルの存在もあるようだ。
新型フィットはかつて圧倒的な燃費と環境性能でアメリカを席巻した初代シビックのようになるのか? 続報が入り次第お送りしよう。
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