■もう知らない人もいるかもね! MR2〜MR-Sヒストリー
初代、2代目MR2と、その跡を継いだMR-Sはかつてトヨタを代表するスポーツモデルだったが、2007年の終了以来16年間も後継車が出てこない状況が続いている。それでもいまだに話題になるのは印象的なクルマだったから。計画どおり2026年に後継車が登場すると、実に20年ぶりの復活ということになる。
●初代MR2(AW10/11型)
1983年の東京モーターショーに出展したコンセプトカー「SV-3」の市販バージョンが初代MR2で、1984年6月デビュー。当時の80型カローラのエンジンや足回りなどを流用しながらリトラクタブルライト、2シーターミドシップのスポーツカーに仕立てた。
エンジンは1.5L・SOHC(AW10)と1.6L・DOHC(AW11)で、1986年のマイナーチェンジで1.6L・DOHCスーパーチャージャー(145ps/19.0kgm)を追加。Tバールーフもあった。
●2代目MR2(SW20型)
初代のカローラベースからセリカベースにランクアップし、2代目SW20型が1989年10月に登場。エンジンは2Lに排気量アップされ、165psのNAとともに225psのターボエンジンも当初から設定されていた(ターボは最終的に245psに到達)。
初期型はピーキーなハンドリングを指摘されていたが、改良を重ねて進化。1997年登場の最終V型はI型とは別モノの走りを手に入れた。11年間のモデルライフで2代目MR2は大幅に進化したのだ。
●MR-S(ZZW30型)
2シーターミドシップは継承しながらオープンモデルに転身し、車名も変更したMR-Sは1999年10月登場。エンジンは1.8LのNA(140ps/17.4kgm)のみで、本格的なスポーツカーからカジュアルスポーツにイメージチェンジを図った。
国産量産車初の2ペダルシーケンシャルMTは話題になったが、残念ながらヒット車にはなれず、2007年7月に販売を終了。以降、2012年の86登場までトヨタからスポーツカーが消えることになった。
●MR2後継ミドシップスポーツ予想スペック
・全長×全幅×全高:4400×1850×1230mm
・ホイールベース:2550mm
・車両重量:1300kg
・エンジン:直3、1.6L・DOHCターボ
・最高出力/最大トルク:320ps/40.0kgm以上
・駆動方式:MR
・トランスミッション:6iMT/8DAT
・予想価格:1000万〜1100万円
・予想登場時期:2026年
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