日産の超ビッグネームモデル、スカイラインの次期モデルが見えてきた。「次はクロスオーバーだけになる」という以前の情報から少し変わり、4ドアファストバックもあることがわかった!
※本稿は2023年11月のものです
文/ベストカー編集部、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年12月26日号
■これは……次期型スカイライン!?
2023年10月24日、インフィニティブランドのコンセプトカーが2台発表された。4ドアファストバックスタイルの「ビジョンQe」と、クロスオーバーの「ビジョンQXe」である。
米キャントン工場で生産されるインフィニティ初のBEV(電気自動車)で、そのデザインの方向性を示したモデルということだが、これぞ日本のスカイライン。
QeとQXeは次期スカイラインとスカイラインクロスオーバーを暗示したモデルなのだ。
次期スカイラインに関して、以前から編集部が得ていた情報を整理するとこうなる。
1.BEV専用モデルになる。
2.セダンはなくなり、クロスオーバーのみで登場する。
3.デビューは2025年で、それまで現行型のセダンは継続販売される。
ひとつを除き、今回の動きと合致している。そのひとつとは「セダンはなくなり、クロスオーバーのみで登場する」という部分で、発表されたコンセプトカーには4ドアもあったからだ。
だが、そんな間違いなら大歓迎。4ドアといっても3BOX型のセダンではなくリアハッチを備えるファストバックタイプで、背の低いスポーティなデザインが魅力的。SUVにはない美しさもある。
ボディサイズなどは発表されていないものの、横浜のグローバル本社ギャラリーに展示されていた実車を見ると、現行スカイラインの全長とホイールベースを伸ばし、背を低くしたイメージ。
具体的には全長4900×全幅1900×全高1400mm、ホイールベース2900mmあたりではないだろうか。
「エレガントでありながら筋肉質」というのがこのコンセプトカーのデザインテーマで「飛翔する鳥を抽象化したようなフォルム」との説明もなされている。
カーデザインの説明とはワインの味わいを表現するようなもので、どうしても抽象的な言葉が多くなるが、それはともかく、これまでの日産(インフィニティ)にはなかった新たなテイストであることは確か。
素直に「かっこよくて美しい」と言えるデザインになっているのが嬉しい。
コメント
コメントの使い方V36スカイラインクロスオーバーは良い車だと思ってました。同時期のクーペやその後継であるQX60のデザインも素晴らしい。
なのでクーペ風4ドアとクロスオーバー(ハッチバック)の二本立ては納得。求められる外観が作りやすい。
そして現行の各クラウンが、界隈で散々否定されてたにも関わらず実際は売上げ大きく伸ばしてるのも計画に影響大だったはず