トヨタ MIRAIが登場したのが2014年12月。世界初の量産型FCV(燃料電池車)として大きな注目を集めたデビューだったが、あれから4年半以上が経過しており、2代目の開発は着実に進められている。
※本稿は2019年8月のものです
文:ベストカー編集部/写真:TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年9月10日号
■2020年夏 東京オリンピックデビューを目指してグレードアップ
その新型、最大のポイントは駆動方式。
現行型は前輪駆動だが、これがクラウンと基本プラットフォームを同じくする後輪駆動へと生まれ変わる。
「TNGAプラットフォーム+後輪駆動」となることで、高級サルーンへとグレードアップするのだ。
●トヨタ NEW MIRAI(2020年夏デビュー)
現行型クラウンの「ラージサイズFRプラットフォーム」はレクサス車にも広く展開することを前提に開発されたもので、実はFCVにも対応が可能。
水素タンクはエンジン車ではプロペラシャフトが通る位置に前後方向に置かれ、さらに後席下にも横方向に1本設置。
通常エンジンが置かれるボンネット内にFCスタックなどが入り、リアアクスルに駆動用モーターを配置するというレイアウトになる。
デザインも大きく変わり、4ドアセダンだが5ドアファストバックに見える6ライトのスタイルが採用される。
「大変身」を遂げる新型MIRAI。
来年、東京オリンピックのオフィシャルカーとして活躍し、同時期に登場する計画だ。
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