次期CX-5は出る! CX-50は後継じゃない! オーストラリアから有力情報入手!

次期CX-5は出る! CX-50は後継じゃない! オーストラリアから有力情報入手!

 CX-80登場の噂で活気づくマツダだが、オーストラリアから思わぬニュースが飛び込んできた。ずっと宙ぶらりんの存在だったCX-5に次期型があると報じたのだ。はたしてどんな話?

文:ベストカーWeb編集部/写真:マツダ、ベストカーWeb編集部

■売れ続けるゆえにモデルチェンジできないCX-5

マツダの屋台骨を支えるCX-5
マツダの屋台骨を支えるCX-5

 CX-5は、マツダにとって「どっちつかず」の存在だ。

 マツダ好きならご存知のとおり、同社は内燃機関の商品ラインナップをラージ商品群とスモール商品群に分類している。前者に含まれるのがCX-60 や近く登場するCX-80という縦置きエンジン車。後者に含まれるのがCX-30やマツダ3といった横置きエンジン車だ。

 ところがCX-5はそのどちらにも属さない。ラージ/スモールという製品分類が行われる前に登場し、そのプラットフォームでフルモデルチェンジまで果たしたクルマだからだ。

 なぜマツダはそんなクルマを作り続けているのか。理由はシンプル。CX-5が売れているからだ。販売台数ベースでいうと、CX-5はなんとマツダ車の3割を占めるというから、そう簡単に生産を終えるわけにはいかない。

 とはいえ延命策にも限界がある。なんらかの形で後継モデルを出さねばならない。そこでこんな推測が起きた。

 過去の例を見ると、マツダはラージ/スモール商品群のSUVに2桁の車名を与えている。その結果CX-3がCX-30になり、CX-8はCX-80となった。だからCX-5も同じ。すでにアメリカと中国で売られているCX-50こそがCX-5の次期型なのだという見立てである。

 しかしCX-50をそのまま次期CX-5と受け取るには納得いかない点がある。

 まずは車幅。オーバーフェンダー調のクラッディングパネルも付くボディは、全幅1920mmと超ワイドだ。加えてハンドリング。オールウェザータイヤを前提とした大陸的なステアフィールで、しゃっきり感を好む日本のユーザーには違和感を生むかもしれない。

■マツダ独自のハイブリッドユニットを搭載!

次期CX-5はBEVコンセプト「ARATA」のイメージを具体化してくるはず
次期CX-5はBEVコンセプト「ARATA」のイメージを具体化してくるはず

 そんな中、期待が膨らむニュースが届いた。オーストラリアの自動車メディア「カーズガイド」の取材に対し、マツダ・オーストラリアのマーケティング責任者、アラステア・ドーク氏が、「次期型CX-5は間違いなく発売される」と語ったのだ。

 これによって、CX-50がCX-5の後継になるという噂は打ち消されたことになる。アラステア氏はそれ以上の詳細を語らなかったが、おそらく次期型CX-5は、CX-30/50系が使うスモール商品群プラットフォーム(フロント:ストラット/リア:トーションビーム)を使って登場するだろう。

 ちなみに現行CX-5はリアサスがマルチリンクだが、CX-50はトーションビームでも優れた走破性を実現している。CX-5も同様の走りを実現してくると期待していいだろう。

 もう一つ期待したいのがパワートレーンだ。北米と中国向けCX-50 には、トヨタRAV4の心臓部をそっくり移植したハイブリッドモデルが存在する。

 しかしCX-5はこれに頼らず、マツダ独自のハイブリッドユニットを搭載してくる。これは過去の決算説明会でも明言されていることだが、ロータリーハイブリッドという噂もあり、夢が広がるところだ。

 エクステリアだが、マツダ(正確には長安マツダ)が2024年の北京ショーで公開したBEVコンセプト「創(ARATA)」のテイストを取り入れてくることは間違いない。CX-50 やCX-80からさらに一歩前進した魂動デザインが姿を現すはずだ。

 次期CX-5の登場次期だが、内燃機関の存続期間を考えると2025年は一つのポイントとなる。来年中にはなんらかの発表があるとみて間違いないだろう。

【画像ギャラリー】次期CX-5になりそうな「創(ARATA)」のお姿をこっから!(10枚)画像ギャラリー

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