■中国仕様のホワイトカラー単色は日本仕様には設定されず
ちなみに中国でのセンチュリー公式サイトはレクサス車のウェブデザインが踏襲され、販売網も中国でのレクサス店が明記されており、日本での「トヨタ車のフラッグシップ」という位置づけとは違った展開になるようだ。
中国仕様のホワイトカラーというのは日本仕様には実は設定がない。プレシャスホワイトパールとシルバーの「白鶴」のみで、ホワイト単色のボディカラーは国内仕様では選べないのだ。このあたりも市場の指向を反映しているとみられる。
また、センチュリーの国内での価格は2500万円だが、15%もの関税がかかる中国市場ではそれ以上のプライスとなるのは確実。15万中国元(約3000万円)スタートといったところになりそうだ。
ちなみに新しいセンチュリーは月30台という生産台数となっている。
1990年代後半から北米で巻き起こったSUVブームは2000年代にBMW初代X5やポルシェ初代カイエン、ベンツMLクラスなどが続々と生まれ、その後も日本のSUVが数多く登場し、今やグローバルで売れ筋カテゴリーとなっているのは周知のとおり。
SUVカテゴリーは米国からその後、欧州や中国に波及していったが、今回のセンチュリーは中国の若い富裕層からも高く支持を受けそうな感じがする。
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