広州モーターショー2023のレクサスブースに見覚えのある1台が突如として展示されていた。これって新しいセンチュリーじゃないの! ん? なぜレクサスブースに出展されていたんだろ?
文・写真/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生
■当然ながら左ハンドル仕様の中国版センチュリー
広州モーターショー2023のレクサスブースに見覚えのあるSUVタイプの白いクルマが出展されていた。
日本では2023年9月に発表されたばかりのトヨタフラッグシップであるショーファードリブンモデル。セダンは愛知県元町工場に生産が移管されたが、こちらの新しいセンチュリーは田原工場で生産することになっている。
新しいセンチュリーは歴代で初めてグローバルでの展開を視野に入れているということはすでに発表時にトヨタが明らかにしていた。
だが、今回中国の広州モーターショーで展示されていたのはレクサスブース。いったいその狙いはどこにあるのか?
会場内に展示されていた新しいセンチュリーはホワイトボディがまぶしい現地仕様で、車名は「世極」となっている。
これはすでに中国市場でビュイックのミニバン、「GL8世紀」(GL8センチュリー)という名前で販売されていることから、同じ名前の「世紀」を選ばなかった可能性が高い。
中国市場で発売されるセンチュリーだけに当然、左ハンドル仕様となっているのはもちろん、国内仕様と比較するとリアにある「CENTURY」の車名ロゴが中国仕様にはないことが差異となっている。それ以外の差は外観からは見受けられなかった。
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