2025年1月10日、東京オートサロン2025（千葉県／幕張メッセ）が開幕し、冒頭で実施されたトヨタ自動車の記者発表会にて、「2025年モリゾウ10大ニュース」が発表された。モリゾウ氏（トヨタ自動車豊田章男会長）が今年（2025年）トヨタ（GRやモータースポーツ）関連で起こる大きなニュースを予言する内容で、その1位に「ミドシップが走り出した」、2位が「2000ccエンジンが走り出した」だった。会場には「GRヤリスMコンセプト」が展示。「M」はミドシップのことを指す。
文：ベストカーWeb編集部、画像：ベストカーWeb編集部、TOYOTA
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■期待するのはやっぱり「GT-FOUR復活」！
「クルマ好きの皆さん、一緒に未来を創りましょう」、「東京オートサロンはクルマ好きがクルマを囲んで集まれるお祭りです」、これはモリゾウ氏（トヨタ豊田章男会長）がよく話すメッセージ。
残念ながらこの日（2025年1月10日）、モリゾウ氏は（前日まで米国ラスベガスのCESで登壇しとんぼ返りで東京オートサロンへ出席予定だったが）風邪を引いたとのことで登壇をキャンセル（ステージ中、Youtubeライブ配信のコメント欄にモリゾウ氏のアカウントが登場し、「生きてるよ」とコメントして会場が沸いた）。
モリゾウ氏のメッセージはトヨタイムズの富川雄太アナウンサーが代読。
「今年（2025年）のニュルやS耐（スーパー耐久シリーズ）は、TGR（トヨタGazooRacing）とルーキーレーシングを合体させた、【TG-RR】で参戦する」
と発表。ニュルブルクリング24時間レースにGRヤリスで参戦し、モリゾウ氏やご子息の豊田大輔氏（この日ステージに登壇）もステアリングを握る予定とのこと。
また、ステージに登壇したトヨタGRカンパニー高橋智也プレジデントは「（モリゾウ氏は一刻も早く公表従っていたが）新型2Lエンジンをミドシップに積んだGRヤリスについては、自分が口止めしていた」、「今年（2025年）中にレースで走らせる」と発言。合わせて「昨年（2024年1月）の東京オートサロンで、モリゾウさんが【新型エンジンを開発する】と言ったけれど、世間から【トヨタのことだから時間がかかるんでしょう】と言われた。それが悔しかった。今年中には走らせます」と語った。
会場にはミドシップに新型2Lエンジンを搭載した「GRヤリス Mコンセプト」が展示。これで今年S耐にて走る予定…というところまで発表された。マジか。
さらに富川アナウンサーが「GRヤリスに載るということは4WDですか？」、「ということは、ほかのボディにも載せられますよね？」と、メディア陣の聞きたいことをピンポイントで高橋プレジデントへ聞くと、「これ、どこまで言っていいんですかね（高橋）」、「わかりませんが…、高橋さん、ずっとこっち見てますね（会場に詰め掛けたプレス陣が集まる）お客さんのほう見られない感じで……（富川）」というやり取りがあった。
昨年（2024年）秋に愛知県豊田市で開催されたラリージャパンのステージイベントでは、トヨタ中嶋裕樹開発担当副社長が「次期セリカを開発中」と明言。これに続いて「開発中の新型2Lエンジンを（GRヤリスの）ミドシップに積んで走らせる」、「別ボディにも換装可能」という情報が組み合わされば、自動車情報専門メディアとしてはどうしても期待したくなるのが「セリカGT-FOUR復活」。
いよいよ現実味を帯びてきたセリカ復活。しかも新型2Lエンジンで、4WDで、ミドシップ（ということは車名は「MR2」になるかも？）。高橋プレジデントによれば開発は加速しているとのこと。2026年の発売を期待いたします。
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