エルグランドAUTECH CONCEPT登場は、AUTECHジャパンの誘導作戦?
水を差すようで申し訳ないが、「AUTECHブランドのフラッグシップ」という言葉を聞いて、筆者は、その該当車が「10年目を迎えたエルグランド」というのが、AUTECHがかわいそうに感じた。
本車両の企画をAUTECHジャパンが主導したのか、日産自動車が依頼したのかは不明だが、
もし、アルファード&ヴェルファイアのようなラージミニバンが、日産のラインアップに存在していたら、どれだけこの「エルグランドAUTECH」が話題になっただろう。
筆者に限らず、新型エルグランドの姿を想像し、モデルチェンジを熱望してきた方は多くいるだろう。
しかし、いまだそのウワサすら聞こえてこない。もしかしたら、しびれを切らしたAUTECHジャパンが、日産を刺激するために仕掛けた「作戦」なのかもしれない。
このエルグランドAUTECHが市場で大ヒットすることがあれば、日産自動車側も新型エルグランド開発を無視してはいられなくなるだろう。
東京オートサロン会場の日産ブースには、GT-R50やV37スカイライン400Rのコンセプトカー、GTマシンなどが並び、それら話題のモデルが多くの来場者に囲まれている中、
隅の方に展示されていたエルグランドAUTECH CONCEPTの周りにも、多くのファンが集まっていた。
口々に、「カッコ良い」、「アルヴェルに負けていない」、「いくらで販売されるのだろうか?」など、注目度は非常に高いことがよく伝わる。
こうしたクルマのお祭り的な会場にいると、クルマ離れなんてとても感じられなくなるほどに、クルマのファンは多い。
そして、モデル末期のクルマがベースではあるが、エルグランドAUTECHは、これだけ来場者の視線を集めることができる、期待のクルマなのだ。
まとめ
現行型エルグランドは基本設計が古いクルマだが、ラージミニバンという市場は確実に存在している。
その市場は日本だけでなく、海外でも需要があり、現在海外では、アルファードの人気が非常に高く、高値で売買されている。
ラージミニバンの先駆車だったエルグランドが、このままアルファード&ヴェルファイアに市場を奪われたままで行くのか、それとも一矢報いるのか、日産の今後に期待している。
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