新型シビックタイプR見参! 力作揃い 渾身の出展車にホンダ魂を見た【東京オートサロン2022】

■ステップワゴン e:HEV SPADAコンセプト

新型ステップワゴン e:HEV SPADAコンセプト。SPADAをドレスアップして精悍さが増している
新型ステップワゴン e:HEV SPADAコンセプト。SPADAをドレスアップして精悍さが増している

 1月7日に先行発表された新型ステップワゴンのe:HEVコンセプト。SPADAをよりスポーティにドレスアップしたもの。

 具体的にはOZ社製の18インチホイール、カーボンラッピングのサイドミラー、そしてAピラーからDピラーにかけてボディ上部にグラデーションのラッピングが施されている。

■ヴェゼルe:HEV モデューロXコンセプト

専用フロントグリル、専用フロントエアロバンパーに加え、足回りは専用サスペンションに専用18インチアルミホイールを装着
専用フロントグリル、専用フロントエアロバンパーに加え、足回りは専用サスペンションに専用18インチアルミホイールを装着

 モデューロXのコンプリートカー第8弾として、2022年中に発売を予定しているヴェゼルe:HEVモデューロXコンセプト。

 土屋圭市氏とホンダアクセスのエンジニアが共同で開発したホンダ純正コンプリートカーだ。日常の速度域でも体感できる空力効果、実効空力の設計思想を取り入れたエアロパーツや専用のセッティングが施された足回りが特徴。

 フロントおよびリアのエアロバンパーは空気の流れを意識して変更、さらにタイヤハウスの乱気流を防ぐエアロフィンをはじめ、直進安定性とステアリングフィールの向上を目指した、バンパー下のフィンなど徹底的に実効空力を磨き上げている点にも注目したい。

リア回りではブラック塗装、ロングハイマウントストップランプ付きのテールゲートスポイラー、ブラック塗装のドアミラーカバー、ボディ同色のカラードフェンダーアーチプロテクター&カラードサイドドアガーニッシュなどを装着
リア回りではブラック塗装、ロングハイマウントストップランプ付きのテールゲートスポイラー、ブラック塗装のドアミラーカバー、ボディ同色のカラードフェンダーアーチプロテクター&カラードサイドドアガーニッシュなどを装着

■フィットe:HEVクロスターカスタム

フィット e:HEV クロスターカスタム。バンパー内にCT125ハンターカブのヘッドランプが埋め込んであるというホンダならではのドレスアップだ
フィット e:HEV クロスターカスタム。バンパー内にCT125ハンターカブのヘッドランプが埋め込んであるというホンダならではのドレスアップだ

 マットフレスコブラウンのボディカラーをまとったフィットクロスターのドレスアップ車。バンパー内に埋め込んだハンターカブCT125のヘッドランプをはじめ、片側30mmワイドにしたオーバーフェンダー、ホワイトレターに変更したオールテレーンタイヤ、YAKIMA製のルーフラックを装着。

 ハンターカブCT125と同色カラーというのが実にオシャレ。往年のシティ+モトコンポを思い起こせてくれた。なお、このクロスターカスタムは、ショーモデルで市販の予定はないそうだ。

■K-CLIM N-ONE RS

フロントフードやフロントバンパー、リアバンパーはCFRP製。このほか、フロントグリルやサイドステップスポイラー(先代N-ONEモデューロXの流用)、オーバーフェンダー、リアデフューザーを装着
フロントフードやフロントバンパー、リアバンパーはCFRP製。このほか、フロントグリルやサイドステップスポイラー(先代N-ONEモデューロXの流用)、オーバーフェンダー、リアデフューザーを装着

 K-CLIMという車名の通り、ヒルクライムやジムカーナで楽しめるようにカスタマイズしたのがこの1台。前後の専用バンパーやフロントフードはCFRP製。さらにオーバーフェンダーやリアウイングを装着してスポーティなムードを演出している。

 サスペンションとマフラーはHKS製のスペシャルメイドとなっており、ロールケージやシンプソン製4点式シートベルトを装着するなどかなり力が入っている内容。コンプリートカーとなっているが、市販の予定がないのが残念だ。

アルミホイールは先代N-ONEモデューロXを流用し、タイヤはADVAN FREVIA 165/55R15を装着。車高・減衰力調整ダンパーとマフラーはHKS製のワンオフ
アルミホイールは先代N-ONEモデューロXを流用し、タイヤはADVAN FREVIA 165/55R15を装着。車高・減衰力調整ダンパーとマフラーはHKS製のワンオフ

■N-WGNピクニック

N-WGNピクニック。グレイッシュブルー×マットアイボリーの2トーンカラーにウッドパネル(ガーニッシュ)が映える。ボディサイドやヘッドライトのリムは本物のウッドを使う
N-WGNピクニック。グレイッシュブルー×マットアイボリーの2トーンカラーにウッドパネル(ガーニッシュ)が映える。ボディサイドやヘッドライトのリムは本物のウッドを使う

 グレイッシュブルーとマットアイボリーの2トーンカラーにウッドパネルが貼られたエクステリアが魅力的なN-WGNピクニック。

 「WEEKEND PICNIC FOR YOU」をコンセプトに週末に家族でピクニックを楽しむような方への提案として、思わず出かけたくなるような楽しい世界観を表現したという。

 1960年代のVWタイプIIや1950年代のウッディワゴンを感じさせる、なんともいえない、いい雰囲気を醸し出している。なんとボディサイドに貼られているウッドは、プラスチックではなく本物。よく見ると仕上げも秀逸で完成度は高かった。

 このクルマを仕上げたのは20~30代のチームで、特にVWタイプIIやウッディワゴン、ヒッピー、1970年代のカリフォルニアのサーファームーブメントを意識してわけではないという。

 使用している木材も日本の材料にこだわり、生地もリサイクルされたものを使っているという。こうしたこだわりがホンダらしさを感じさせてくれる。

次ページは : ■N-VANカスタム「3rd PLACE VAN」

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