2019年10月23日(水)、レクサスは東京モーターショー(東京ビッグサイト南1ホール)のプレスブリーフィングにて、レクサスの電動化ビジョンを象徴するコンセプトカー『LF-30 Electrified』を世界初公開した。
ティザー画像でも、ほんの一部しか公開されていなかったコンセプトカーの全貌がついに明らかとなったが、その姿は2030年のLEXUS電動車を示唆する未来的なエクステリアを採用するなど、かなり前衛的なものとなっていた。
このワールドプレミアとなった注目モデルが、どのようなものなのか? その詳細をレポートしたい。
文/編集部
写真/編集部、LEXUS
【画像ギャラリー】世界初公開の「LF-30 Electrified」の全貌を公開!!
■2030年のLEXUS電動車を示唆する未来的なエクステリア
まず『LF-30 Electrified』で注目すべきは、やはりそのデザインだ。LEXUSのデザインアイコンでもあるスピンドル形状を、ボディと一体化したアーキテクチャとして取り込み、さらに進化させている。
レクサス初となる電気自動車として、既存の自動車のデザインと異なる要素が求められているのかを、まず検討したという。
フロントからリヤまで、ひと続きとなるウィンドウガラスと張り出したフェンダー、翼形状のヘッドライトでスピンドルを形成しており、流麗なフロントから直線的でシャープなリヤ形状へと移行する個性的なボディ形状を採用している。
このデザインは見た目だけでなく、翼形状のヘッドライトやリヤライトおよびサイドエアインテークなど、優れた空力性能や冷却性能を意識。ガルウィングのドアにばかり目が行きがちだが、そのデザインは計算されたものとなっている。
ほかにも、サイドウィンドウの透過率を自由に変化させることで、景観を楽しめる広い視界と、夜間などにおける高いプライバシーを実現。
また、通常の走行モードと自動運転モードを車両の外から識別できるよう、フロントフェイスの色や発光パターンを区別するなど、デザイン性に加えて機能性も追求。
デザインとともに目を引くエクステリアカラー「Voltaic Sky」は、先進的な金属皮膜を用いて、青緑の色味を含んだ独自の質感を持たせている。
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