100万円台前半から購入できるジュークNISMO
まずは、NISMOロードカーの第1弾として登場したジュークNISMOからだ。
ジュークのNISMOロードカーは2013年1月に登場したジュークNISMOと2014年11月に追加されたジュークNISMO RSの2モデルが設定されている。
ベース車はジューク16GT FOURだが、RSは最高出力が214ps、最大トルク250Nmまで向上。組み合わされるトランスミッションもエクストロニックCVT-M7からエクストロニックCVT-M8に変更されている。
現在、ジュークNISMOの中古車は約74台流通していて、価格帯は異常に価格の安い修復歴車を除くと約103.8万~約246.9万円とパワフルな4WDターボのSUVが100万円前半で手に入るようになっている。
平均価格の動きを見てみると、2013~2014年の初期モデルは3カ月前が約152万円に対して今月は約147万円と値落ちしているが、2015年~2018年式は約172万円から約187万円と値上がり傾向となっている。この値上がり傾向は走行距離の少なく、高価格の中古車が市場に流入した影響によるものだ。
続いてはジュークNISMO RS。こちらの流通台数は約20台と少なめで、価格帯は約130万~約235万円となっており、ジュークNISMOとクロスオーバーしている。
その理由はジュークNISMO RSのほうが走行距離の延びた中古車が多いことと走行距離の少ない中古車が少ないことが影響している。
ジュークNISMO RSの平均価格の推移は2014~2015年の初期モデルは3カ月前の約202万円から約190万円へと値落ち。2015~2017年の高年式車は約202万円から約213万円へと値上がり傾向となっている。
流通台数は少ないモノの、相場があまり変わらないのであれば、最高出力が向上したジュークNISMO RSが狙い目と言える。
NISMO車で最も流通量が多いノートNISMO
続いては、NISMOロードカーの中古車で最も多い流通台数を誇るノートだ。
ノートはエアロパーツを装着したガソリン車の1.2 NISMO、e-POWER車のe-POWER NISMOをはじめ、専用のコンピューターを搭載し、走りに磨きを掛けたe-POWER NISMO Sそして、カタログモデルにラインナップのない1.6L直4エンジン+5速MTというパワートレインを搭載したホットハッチ、1.6 NISMO Sの4モデルが用意されている。
まず紹介するのは最も流通台数の多いe-POWER NISMOから。
2016年12月に追加されたe-POWER NISMOだが、中古車の流通台数は約134台と最も多い。価格帯は修復歴有りならば、150万円以下で手に入るが、修復歴無しだと約170万~約270万円。高価格帯のクルマは走行距離が少ない中古車が並んでいる。
平均価格の推移は2016~2017年式で3カ月前が約199万円で今月が約198万円とほぼ横這い。2018~2019年式だとこの3カ月の間約232万円の横這いで推移しており、e-POWER人気を追い風に目立った動きがない。
続いて多いのが2014年に登場した1.2NISMO。こちらの流通台数は約111台で、価格帯は約59万~約206万円と修復歴無しのクルマでも100万円以下で手に入るようになっている。
初期モデルとなる2014~2015年式の平均価格の推移は3カ月前が約121万円で今月は約118万円と値落ち傾向。そして流通台数は少ないものの2017~2018年式でも約200万円から約185万円へと値落ちしている。
e-POWERが主力モデルとなっており、ガソリン車の1.2NISMOは値落ちが進んでおり、狙い目モデルとなっている。
最後は専用エンジンを搭載した1.6 NISMO S。中古車の流通台数は約80台で、価格帯は約76万~約245万円と100万円以下で購入できるようになっている。
初期モデルの2014~2015年式の平均価格の推移を見てみると、3カ月前が約144万円に対して、今月は約131万円と値落ち。そして2017~2018年式では約202万円から約180万円へと値落ちしている。
そして最後は流通台数が約24台と最も少ないe-POWER NISMO S。価格帯は約228万~約268万円で、平均価格の推移は最も多い2018~2019年式で約251万から約254万円とやや値上がり傾向。
ノートNISMOのロードカーはガソリン車が値落ち、e-POWERは横這いから値上がりと値動きがわかれている。
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