値落ちが大きくなった年式は?
年式別で最も大きな値落ちを示した2017年~2018年式をもう少し詳しく見てみよう。流通台数が約150台と半数を占めるのが、トヨタセーフティセンスを装着し安全性を向上させた特別仕様車の1.8Sセーフティプラス。
流通台数は3カ月前の約190台から約150台へと減少しているが、中古車の平均走行距離が1万kmから1.4万kmへと延びているのに比例して、平均価格は3カ月前の約218万円から約203万円へと15万円の値落ちを記録した。
続いて流通台数約41台と多い1.8Sだが、走行距離が延びたことに比例し、平均価格は約211万円から約196万円へとこちらも15万円の値落ちを記録している。
この15万円の値落ち幅がどれくらい凄いのかを説明するために、2015年~2017年式のプリウスの中古車で最も多い1.8Sを例にすると、平均価格は3カ月前の時点は約179万円、そして今月は約176万円と3万円に留まっている。
そのほかほとんどのグレードが5万円以下の値落ち幅となっているので、やはりわずか3カ月で平均価格が15万円も下がるのはプリウスとしては「暴落」といえる状況だ。
なぜここまで値崩れを起こしたのか?
どうして、同じ前期型でも2017~2018年式だけが大きな値落ちとなっているのかというと、前期型の人気がイマイチだったこと、そして人気の高い後期型中古車が出回り始めたようで、値崩れを起こしているのである。
これは「人気」という不確定要素が中古車価格へ与える影響がどれだけ大きいのかということが証明された一つの事例だ。
また、現行型プリウスの前期型中古車の価格帯は約110万~約334万円と走行距離は10万km近いが最低価格は100万円まであと一歩と迫っている。
プリウスの中古車を買うなら
運転支援システムのトヨタセーフティセンスが装着しているグレードで150万円以下という中古車もかなり多く出回っているのでお買い得度はかなり高めだ。
デザインは走行性能にあまり影響はないし、運転している車内からはわからない。そう割り切れば、前期型プリウス特に値落ちの大きな2017年~2018年式は狙い目と言える。
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