■2017年式の値落ちが目立つ中古車。狙い目はどれか!?
現在、全体的には値落ち傾向となっている現行型エクストレイルの中古車価格だが、年式別に見てみると、2013年~2015年式までが値上がり傾向、2015年~2019年式までが値落ちと年式によって動きが分かれているのが特徴。そのなかで最も値落ち幅が目立っているのが、2020年に初の車検を迎えるマイナーチェンジを行った2017年式だ。わずか3カ月で約10万円の値落ち幅を記録している。
そこで、マイナーチェンジを行い、プロパイロットを装着している上、現在値落ちが目立ちお得感が高まっている2017年式に絞って狙い目グレードなどを紹介したい。
ヒットモデルのエクストレイルらしく、各年式で中古車の流通台数にばらつきが少なく、2017年式も約340台も流通している。価格帯も約124万~約280万円となっていて、そのうち137台が200万円以下となっている。グレード構成を見てみると、最も多いのが2.0X 4WDの2列シート車が約68台。続いて2.0X エマージェンシーブレーキブレーキパッケージ2列シート車の約31台。そして2.0Xハイブリッド4WDが約17台となっており、2Lガソリンエンジン車が狙い目だ。安全性を考えるとエマージェンシーブレーキブレーキパッケージ装着車を選びたい。
ボディカラーは白(パール)系と黒系がそれぞれ100台ずつと圧倒的に多く、シルバー系が約44台、イメージカラーの赤は約28台と一般的なクルマと比べると赤いボディカラーが多いのは特徴といえる。タフギアと呼ばれ、高い悪路走破性が魅力のエクストレイルだけに、前オーナーの使い方でコンディション差がつきやすい。オフロード走行を頻繁に行っているクルマならば、下回りにダメージがないかを確認したい。
また、降雪地での走行が多いクルマならば、融雪剤の影響によるサビの確認はマストといえる。燃費性能に優れたハイブリッド車も用意されているが、価格差を考えれば2Lガソリン車で十分満足できるはずだ。
コメント
コメントの使い方