【S660、コペン、ロードスター…】「一生に一度は乗りたい」2座オープンは中古で狙う 

S660の中古車はCVTが主流

 現在、S660の中古車は約420台流通している。昨年の12月が約465台で、年明けにピークとなる約510台まで増加したものの、その後減少傾向となり約420台まで減少している。

 中古車の平均走行距離は3カ月前が約1.3万kmで、現在は約1.4万kmなので微増といった程度だ。そこで平均価格の推移を見てみると、3カ月前が約174万円、今月は約173万円とほぼ横這いで推移し、マイナーチェンジの影響はほとんど受けていない。

2015年にデビューした時のイメージカラーのプレミアムビーチブルー・パールはすでにカタログモデルから消滅しているので中古で人気が出る可能性大

 これはマイナーチェンジのメニューが走行性能や機能まで及んでいないことが大きいと考えられる。現在のS660の中古車の価格帯は約100万~約440万円。高価格帯にはカスタムカーのネオクラシックやMUGEN RAなどがズラッと並んでいるのが特徴だ。

 グレードでは多彩なボディカラー、充実した装備が魅力のαが最も多く、モデューロXやMUGEN RAといったコンプリートカーや特別仕様車もわずかながら流通している。

 最量販グレードのαのうち、6速MT車は約40%に留まっておりCVT車が主流であることがわかった。

S660の上級モデルであるホンダアクセスが手掛けたコンプリートモデルのモデューロXは中古マーケットでも高値安定状態が続いている
S660の中古車では、カタログモデルではないが無限のエアロパーツを装着したモデルも人気が高い。タマ数が少なく高値安定

ダイハツコペンは3タイプ+GRスポーツ

現行コペンはローブ、エクスプレイ、セロの順にデビュー

 続いてはダイハツコペンだ。

 2代目となる現行型コペンは2014年6月に「ローブ」が販売開始された。

「D-Frame」と呼ばれる個価格構造を採用し、フロント・サイド・リア・そしてフロアを切れ目なくつないだ構造を実現したことで、曲げ剛性やねじり剛性を向上。オープンカーながら高いボディ剛性を確保するとともに、高い走行性能を実現している。

 また、現行型コペンは「Dress-Formation」という脱着構造を採用。ボディ外板の一部を樹脂化し、着脱が可能な構造を採用。購入後でもユーザーの好みにあわせて、フェンダーなどの11のパーツとヘッドランプそしてリアコンビネーションンランプを着せ替えすることができるのが特徴だ。

オープンボディながらDフレームにより高剛性を確保し、ドレスフォーメーションにより着せ替えを可能とした遊び心もコペンの魅力だ

 搭載されているエンジンは最高出力64psを発生する660cc直列3気筒ターボのみで、ミッションは5速MTと7速スーパーアクティブシフト付CVTが組み合わされる。

 駆動方式はFFのみで、ルーフは「アクティブルーフと呼ばれる電動開閉式のメタルトップを採用。ボタン操作により約20秒で開閉可能だ。

 コペンはその後、クロスオーバーテイスト溢れる外観デザインの「エクスプレイ」を2014年11月に発売。そして、2015年6月に初代コペンの面影を色濃く受け継いだ丸目のヘッドライトを採用した第3のモデル「セロ」を追加。

 このセロとローブは「Dress-Formation」によって着せ替えが可能となっている。

 そして、2019年にトヨタとコラボレーションしたカスタムモデル「コペンGR SPORT」が追加され4つの個性をもつモデルとなった。

2019年10月にGRスポーツを追加。精悍なエアロを装着し、足回りもチューニング。コペンGRスポーツはダイハツだけでなくトヨタでも販売している

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