■ライバル登場で値落ちが加速! 気になるC-HRの価格はどうなった!?
現在C-HRの中古車は約2550台流通している。年式では2017年式が約1080台と圧倒的で、2018年式が約760台そして2019年式の約470台が続く。このことからC-HRの中古車はマイナーチェンジ前の前期型が中心となっている。
C-HRの中古車の平均価格は、現在約214.5万円で3カ月前の2020年11月時点も約214.8万円だったので実質的には横ばいで推移している。そして約1年前、2020年1月当時のC-HRの中古車の平均価格は約229万円だったので、1年で約15万円の値落ちと順調な推移を見せている。
そんなC-HRの中古車相場が大きく変動したのは、C-HR自車のマイナーチェンジとライズの登場した時だった。2019年5月当時のC-HRの中古車の平均価格は約243万円。その後10月にマイナーチェンジを行い、11月にはトヨタ『ライズ』が登場したいことで、半年で平均価格は約14万円値落ちし約229万円となった。その後さらに値落ちが加速し、3カ月後の2020年4月には約216万円まで下がってしまったのだ。
現在が約214.5万円なので、大幅値落ちをしたあとの約10カ月は横ばいといえる状態だ。やはりマイナーチェンジやライズのようなヒットモデルの登場はライバル車となる中古車相場への影響は大きい。一方、その後登場したトヨタ『ヤリスクロス』や日産『キックス』の影響はほとんどないということも明らかとなった。
現在、C-HRの中古車の価格帯は約138万〜約395万円。グレード構成は約1010台と最も多いのが「ハイブリッドG」。ボディカラーは白、黒を中心に多彩なカラーが揃っている。価格帯は約149万〜約395万円と幅広いが、200万円以下でも約267台も見つけることができ、燃費そして走行性能そして充実した装備と三拍子揃ったグレードだ。
●ベストカーWEB厳選! 順調な値落ちでお買い得「C-HR」の最新中古車情報はコチラ
続いて多いのが、特別仕様車の「ハイブリッドG LEDエディション」の約304台。価格帯は約170万〜約272万円でこのグレードの中古車のボディカラーは白と黒が中心となる。そして、3番目に多いのが1.2Lターボエンジンを搭載した上級グレードの「G-T 4WD」。中古車の流通台数は約211台で、価格帯は約138万〜約287万円となっている。新車時価格よりも1.2Lターボ車とハイブリッド車の価格差が縮まっているので、降雪地でなければ、ハイブリッド車を積極的に狙いたい。
また、マイナーチェンジで設定された“GR-SPORT”は、「ハイブリッドS GR-SPORT」の中古車は流通台数が約39台で、価格帯は約220万〜約323万円。「S-T GR-SPORT」は約14台で全車6速MT車となり、価格帯は約228万〜約268万円だ。
こうして見ると、C-HRの中古車で流通台数が多く割安感が高いのはハイブリッド車となっている。また流通台数は少ないが、200万円前半で高年式のMT車が手に入るというのはオイシイかもしれない。
コメント
コメントの使い方