2021年2月18日に4月から販売開始されるホンダのコンパクトSUV『新型ヴェゼル』の情報が解禁された。
外観デザインはネット上で物議を醸しているが、高張力鋼板を多用したプラットフォームは軽量・高剛性を両立。搭載されるパワートレインは従来モデルと同じ1.5L直列4気筒ガソリンエンジン+CVTとe:HEV(イーエイチイーブイ)と呼ばれる1.5Lエンジンと発電・駆動を行う2つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。
また、4WDシステムは悪天候や雪上走行においても安定した走行性能を発揮する「リアルAWD」を搭載するなど進化を遂げている。
そこで、新型が公開されたことにより2014年~2016年の間3年連続でSUV販売台数No.1に輝いた『初代ヴェゼル』の中古車相場の動きはどうなっているのかをチェックしてみた。
文/萩原文博
写真/HONDA
【画像ギャラリー】現行どうでしょう ヴェゼルの内外装を確認する!
■初代ヴェゼルとはどんなクルマか
初代ヴェゼルは2013年12月に登場。SUVの力強さ、クーペの艶やかさそしてミニバンの使いやすさをコンパクトなボディに凝縮したモデル。フィット譲りの「センタータンクレイアウト」の採用により広いキャビンスペースとラゲッジスペースを両立している。
搭載するパワートレインは1.5L直4ガソリンエンジン+CVTに加えて、1.5Lガソリンエンジン+1モーター+7速DCTを組み合わせた「スポーツハイブリッドi-DCD」を搭載。駆動方式はガソリン車、ハイブリッド車ともに2WD(FF)に加えて4WDを設定。ハイブリッドの4WD車を設定したことにより降雪地で爆発的なヒットに繋がった。
2016年2月の一部改良で運転支援システム「ホンダセンシング」を設定。同時に専用の内外装に加えて、走行時の安定性を向上させるパフォーマンスダンパーや18インチアルミホイールを装着した「RS」グレードを追加した。2018年2月にはマイナーチェンジを行い、内外装の変更、加速フィールの向上とともに運転支援システム「ホンダセンシング」を全モデルで標準装備化し、商品力に磨きをかけている。
そして2019年1月には最高出力172psを発生する1.5L直列4気筒ガソリンンターボエンジンを搭載した「ツーリング」を追加し、これでヴェゼルは3種類のパワートレインを搭載することになった。同年11月にはホンダアクセスが開発した専用のカスタマイズパーツを装着したモデューロXを発売。モデューロXシリーズとして初の4WD車を設定している。それでは最新のヴェゼルの中古車事情を見てみよう。
コメント
コメントの使い方