今買わなければいつ買う 8500回転まで回るNAエンジンが最高のホンダ ビートを狙い撃ち!


■専門店に聞いた最近のホンダ ビート中古車概況

エンジンをシート後部に搭載する、ミドシップレイアウトを採用。ハイレスポンス・エンジンコントロールシステムなどの技術によって、メーカー自主規制枠いっぱいの64psを発生

 専門店筋の話を総合したところによれば、近ごろの「実態」はおおむね下記のような感じであるらしいのだ。

●多くの人が車両価格60万~80万円ぐらいの線で中古ビートを探し、非専門店にて、だいたいそのぐらいの価格で購入する。
●だが納車から3カ月もすると「……なんかヘンだな?」という状態に陥り、専門店に点検を依頼しにくる。
●そこで専門店が見てみると、ほぼすべての部位がボロボロで、シリンダーヘッドのガスケットも抜けてしまっている場合が多い。
●それを普通に乗れる状態に修理するとなると、150万円から200万円ぐらいは余裕でかかる。

 ……こうなると、直すにしても(最初の車両価格60万~80万円と合わせて)かなりのカネが必要となってしまい、なおかつ、専門店というのは「自分の店で買ってくれたお客のクルマの修理が優先」である場合がほとんど。

 つまり、ちゃんとした状態になるまで「長いこと待たなければならない」ということにもなってしまうのだ。

 これは何も一見客に意地悪をしたいわけではなく、「限られたマンパワーゆえ、優先順位を付けざるを得ない=自分のところのお客を優先するほかない」ということである。

 こんなハメになってしまう可能性が高いのであれば、「最初からちゃんとしてる個体を買う」ほうが話は何倍もスムーズであり、かつコストも結局は抑えることができる。

■ちゃんとしている中古ビートの価格帯は?

30年前のクルマということで、特定の部分に限らずあらゆるところに修理が必要なことも…

 で、結論として「ちゃんとしている中古ビート」の車両価格は――中古車のコンディションというのは価格や走行距離などの「数字」だけで判断できるものではないため、あくまで目安だが――ズバリ「100万円以上」といったところだ。

 車両100万円以上のゾーンの中で整備履歴がなるべく良好な個体を探し、そのうえで納車前整備もビシッと行う。そして「走行距離の長短は気にせず、あくまで“質と履歴重視”で探す」というのが、中古ビートを買ううえでの基本的な必勝法だ。

 もちろんこれは「基本的な必勝法」でしかないため、腕と知識に自信がある人が格安な個体を購入し、自分でパーツを集めながらコツコツ直していく――というやり方を否定するものではない。コツコツ系D.I.Y.がお好きな方は、どんなモノであっても「気に入ったやつ」を買えばそれでいい。

 だが、そういった作業(部品集めや交換作業など)を自分でする気はないのだとしたら、「ある程度のお金を出して“いいモノ”を買い、それにさらに整備を施す」という以外の必勝法はない。

ソフトトップ自体の部品代は6万円ほど。そのほかにゴム製のモールが別途必要で、さらにポン付けはできないため、いろいろな調整作業が必要で、その分の工賃もかかってくる

 ホンダ ビートに限らずこういった年代のクルマでは「自分のサイフの都合にクルマを合わせる」のではなく、「クルマの都合に、自分のサイフを合わせていく」しかないのである。

 またこういった記事を書く際にはほぼ必ず「で、そのクルマのウイークポイントは?」的なことを尋ねられるが、「そんなものはない」というのが答えである。

 いや、もっと正確に言うなら「このぐらいの年式になると、“どこ”というよりも“ほぼすべての部位”がウイークポイントですよ!」ということにしかならないのだ。

 まぁそれでもわかりやすいポイントをあえて挙げるとしたら、ソフトトップであろうか。これは使っているうちにほぼ必ずダメになる部分であり、その部品代は約6万円。ただし部品代のほかに細かな調整作業も必要となるため、工賃込みの価格は10万円を普通に超えてくる。

 ただしビートというのは最初に「いい個体」を選び、それにケチらずビシッとした納車前整備を施してやれば、その後はそう簡単に壊れるものでもなく、部品代も決して高額ではない。またホンダがビート用の純正部品(の一部)を再生産しているという事実もある。

 それゆえ、いちばん最初にある程度のお金――といってもせいぜい150万から200万円ぐらい――を出すつもりがあるならば、そして「小さくて小気味のよいクルマ」が本当にお好きであるならば、ホンダ ビートという不世出の傑作スポーツの中古車は、間違いなく「買い」である。

ホンダ ビートの中古車情報はこちら!

【画像ギャラリー】当時のホンダの本気度がひしひしと伝わってくるビートの画像はこちら!

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