WRC(世界ラリー選手権)参戦のためのホモロゲーションモデルとして市販された「ランチアデルタHFインテグラーレ」。その相場高騰が止まらない。
というか「価格がASK表示ばかりでよくわからないが、ごく一部の価格が表示されている物件から推測すると、どうやら相場はかなり高騰しているようだ」というのが正確なところである。
10年ほど前までは300万円も出せば買えたはずのランチアデルタHFインテグラーレは2021年の今、はたして「いくら」になっているのだろうか?
そして「宇宙イチ壊れるクルマ」という都市伝説もあったデルタHFインテグラーレは、今もなお「壊れまくるクルマ」であり続けているのか?
そのあたりの真実を、リアルな中古車事情に詳しく、なおかつ1994年式ランチア デルタHFインテグラーエボルツィオーネIIのオーナーでもあった伊達軍曹が徹底解説する。
文/伊達軍曹
写真/伊達軍曹、ランチア
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