メルセデス・ベンツ190クラスは、1982年に発表されたメルセデス初のコンパクトセダン。Sクラスを小さくしたような外観、作りのよさもSクラス譲りで、バブル時代には「小ベンツ」のあだ名が付くほどの大人気モデルだった。
W201のコードネームで知られる190クラスもすでに生産終了から28年が経過し、中古車店に並ぶ姿も見かけなくなってきた。かつて隆盛を極めた「小ベンツ」たちは、いったいどうなってしまったのか?
そこで今回は、記憶に埋もれそうな190クラスを再発掘。日本仕様の変遷から、現在の相場価格と中古車のメンテナンスポイント、さらに世界的に高騰しているスポーツモデルのバイヤーズガイドまで、現在のW201事情を探ってみた。
文/北澤剛司
写真/メルセデス・ベンツ、北澤剛司
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