■現行型に近い2016年11月以降の先代最終型は?
先代Gクラス最終型(2016~2018年)の中古車情報はこちら!
では「先代」のほうのメルセデス・ベンツ Gクラスはどうなっているのか? 先代Gクラスのなかでも現行型と遜色ないオーラを発しているのは、2016年11月以降の超最終世代だ。
この世代は先代最後のインフォテインメントシステム改良と内外装ブラッシュアップが行われ、インフォテインメントシステム「COMANDシステム」は8インチのディスプレイを備え、パーキングアシストリアビューカメラは後退時にガイドラインが表示されるように。
またApple CarPlayとAndroid Autoにも対応し、エクステリアではG350d以外に「ブラックホイール」が採用された。
この超最終世代の通常モデルと、2018年4月に発売された特別仕様車「G350d ヘリテージエディション」、それにメルセデスAMGのG63といったあたりが、世の富裕層に注目されている先代Gクラスだ。
そしてそれらの相場は今、おおむね下記のとおりとなっている。
【年式別の流通量と価格】
●2017~18年式G350d/830万~1250万円
●2018年式G350d ヘリテージエディション/1030万~1400万円
●2017~18年式G550/960万~1200万円
●2017~18年式G63/1100万~1600万円
●2017~18年式G63 50thアニバーサリーエディション/1400万~1500万円
G63系の流通量はそれなりに豊富だがG550は希少で、このカテゴリーの中心となっているのはディーゼルターボのG350d。それを1000万~1200万円ほどの車両価格で探すというのが、先代の超最終世代を狙う際の予算感となるだろう。
■700万~800万円の予算で狙える先代Gクラスは?
「車両価格で1000万~1200万円というのはさすがにキツい」という場合には、700万~800万円あたりのゾーンで先代Gクラスを探すことになる。
このゾーンで流通の中心となっているのは、2013年9月に「23年ぶりのディーゼル」として発売された「G350ブルーテック」。パワーユニットは最高出力211ps/最大トルク55.1kgmの3L、V6ディーゼルターボだ。
G350ブルーテックは、その後登場した超末期世代のG350dと比べれば若干見劣りする部分はあるものの、2012年8月のフェイスリフト以降の世代であるため、先代Gクラスの末期型ならではの「キラキラ感」はある程度十分。
またこのほか、2016年1月にG350ブルーテックから改名された「G350d」も、この価格帯で見つけることができる。それぞれの現在の中古車価格はおおむね下記のとおりだ。
●2013~15年式G350ブルーテック/630万~900万円
●2016~17年式G350d/710万~1000万円
ある種の人にとって700万~800万円の車というのは「比較的リーズナブル」だろうが、一般的に見ればかなりの高額である。実際筆者も、その価格帯のクルマにはちょっと手が出ない。
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