流通台数は偏りはあるが、多彩なグレードはまんべんなく流通している
現在、現行型ハイエースバンの中古車の流通台数は約3,850台と非常に豊富。平均価格は約278.3万円で、3カ月前の約269万円から値上がり傾向となっている。そして中古車の価格帯はロングセラーモデルだけに、約48万~約969万円と非常に幅広いのが特長だ。
現行型ハイエースバンの中古車で年式別の分布を見てみると、最も多いのが2022年式の約693台。続いて、2016年式の372台、2017年式の約325台、そして2015年式の約281台となっている。
流通台数の多い2017年式はディーゼル車のATもガソリン車同様に6速へと多段化されると同時に衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」を標準装備。そして2015年式はガソリンエンジンにデュアルVVT-iを採用し燃費性能を向上。同時にATが従来の4速から6速へと多段化された一部改良後に当たる。
燃費性能や安全性能といった側面から考えると、現行型ハイエースバンは2015年式以降のモデルをオススメしたい。2015年式以降に絞っても中古車の流通台数は2,486台もあり、価格帯は約99.7万~約969万円となっている。
現行型ハイエースバンの中古車のオススメグレードとして紹介するのは、2.0スーパーGL ダークプライムロングボディ。
このモデルは2017年のトヨタセーフティセンスPを標準装備した一部改良を行った際に登場した特別仕様車。人気グレードのスーパーGLをベースに内外装をダークカラーで統一したモデルとなっている。中古車の流通台数は約77台で、価格帯は約153万~約488万円となっている。
続いては、ベーシックグレードの2.0DX ロング。未塗装のバンパーを採用し、ツール感が強いが、カスタマイズのベース車として人気だ。2015年式以降の2.0DX ロングの中古車は約138台流通していて、価格帯は約100万~約519.8万円となっている。
そして、ハイエースバンでオススメのグレード第1位は2.0スーパーGLロング。2015年式以降の中古車の流通台数は約128台に留まっているが、それは、特別仕様車のダークプライムIIなどの流通台数が増えているからだ。
カラードバンパーを装着し、よりパーソナルユース仕様となっている2015年式以降の2.0スーパーGLロングの中古車の価格帯は約149万~約587万円。最安値の中古車でもまだ走行距離は13万kmなので、まだまだ活躍できる。
運転支援システムを装着したモデルでも100万円台から購入できるようになっており、かなりバリュー感が出ている。
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