■3代目エスティマ改良情報
●2019/10:生産終了
●2016/6:マイナーチェンジ
全車にトヨタセーフティセンスCを標準装備、3.5Lエンジンを廃止し、2.4ハイブリッドと2.4ガソリンの2種類となり、グレードをアエラス仕様に一本化。フロントデザインが一新され、ヘッドランプ(LEDクリアランスランプを内蔵したBi-Beam LEDヘッドランプを採用)はアッパーグリルから連続してサイドまで回り込んだ薄型に変更するとともに、アッパーグリルを大口化し、バンパーコーナーを張り出した造形とした。リアのコンビネーションランプは立体的に造形した赤基調にするとともに、ストップランプはLEDライン発光、テールランプを面発光にした。
ボディカラーはミニバンで初めて、ブラックルーフと組み合わせたツートーン仕様3色を設定したほか、モノトーンについても新規色3色を含む7色展開とし計10色とした。また全色に小さなすり傷を自己修復するクリア塗装「セルフリストアリングコート」を採用した。
●2014/9:一部改良
ハイブリッド車のエスティマハイブリッドを含む全車にリバース連動・オート電動格納機能付ドアミラーを採用し、全車にVSCを標準装備。
●2013/5:一部改良
工場装着のHDDナビゲーションを9モデルから11モデルに変更。パノラミックビューモニター、クリアランスソナー&バックソナーをメーカーオプションで設定。
●2012/5:マイナーチェンジ
Gサイドリフトアップシート装着車、アエラス(3500㏄車)サイドリフトアップシート装着車の廃止。アエラスのフロントバンパー、フロントグリルの意匠変更。18インチアルミホイールを採用(サイドリフトアップシート装着車を除く)。「G」「X」はホイールデザインを変更(「G」およびハイブリッドの「G」および「X」は2008年改良型「アエラス」用17インチアルミホイール、「X」は8代目カムリ後期型用16インチフルホイールキャップ)し、2008年改良型まで装着されていたグレードバッジを廃止。一方、ハイブリッドには専用リアエンブレムを新たに装着した。
●2009/12:一部改良
パンク修理キットを全車に標準設定。
●2008/12:マイナーチェンジ
フロントバンパー、フロント、ヘッドランプの意匠変更、アエラスGグレード、アエラスSグレードを廃止し、アエラスレザーパッケージグレードを新設定。
●2007/6:一部改良
エアコンスイッチの色を変更、ドアロックスイッチの意匠変更。
●2006/1:3代目にフルモデルチェンジ
■3代目エスティマ最終型の中古車情報
それでは、最終型エスティマ/エスティマハイブリッドの最新の中古車事情を見てみよう。
現在、最終型エスティマの中古車の流通台数は約1540台で平均価格は約86.4万円。エスティマハイブリッドの中古車は約260台流通していて、平均価格は約149.9万円となっている。
最終型エスティマの中古車の平均価格の推移を見てみると、3カ月前の2022年2月の時点が約87.8万円、今月が約86.4万円なので、若干値落ちしているものの実質的には横這いといえる動きだ。
一方エスティマハイブリッドの平均価格だが、3カ月前は約165万円だった。現在では約159.9万円と値落ち傾向とガソリン車とハイブリッド車では値動きが異なっている。
これは3月の大需要期にエスティマハイブリッドの高価格車が市場から姿を消してしまったことを示している。それを裏付けるようにエスティマハイブリッドの中古車の流通台数は減少傾向となっているのだ。
現在の中古車の価格帯はガソリン車のエスティマは約12.8万~約388万円、エスティマハイブリッドは約27.8万~約429万円と非常に幅広いのが特徴だ。
年式別の分布を見てみると、デビューから2008年の1回目のマイナーチェンジまでが約450台。
2008年~2012年までの2回目のマイナーチェンジまでは約460台。2012年~3回目のマイナーチェンジが行われる2016年までが約420台。そして2016年の3回目のマイナーチェ時以降は約230台だ。
エスティマハイブリッドは、2008年の1回目のマイナーチェンジまでが、約39台。2008年~2012年の2回目のマイナーチェンジまでが、約90台。2012年~2016年の3回目のマイナーチェンジまでは約97台。そして2016年から販売終了までが約38台となっている。
エスティマ/エスティマハイブリッドともに、モデル末期の2016年のマイナーチェンジ以降の中古車の流通台数は減少するものの、モデルライフを通じて流通台数は安定しており、エスティマの人気の高さを改めて認識できる。
次ページは : ■狙い目は2012年の2度目のマイナーチェンジ以降、長く乗りたいなら2016年6月の3度目のマイナーチェンジ以降!
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