Z32型フェアレディZ価格高騰化中? 初代から3代目の中古市場はいかに
国産車のヴィンテージイヤーと呼ばれる1989年にデビューしたのが、Z32型フェアレディZだ。このモデルまでは2シーターと2by2が用意されていた。Z伝統のロングノーズ&ショートデッキスタイルから決別し、キャビンフォワードのシルエット、60度の超スラントヘッドランプなど個性的なスタイリングで人気が高い。また4輪マルチリンクサスペンションや、HICASなどを採用し高い運動性能を発揮した。
搭載されているエンジンは、最高出力280psを発生する3L V型6気筒ツインターボと最高出力230psを発生する3L V型6気筒自然吸気の2種類。トランスミッションは5速MTと4速ATを用意していた。
現在、Z32型フェアレディZの中古車の流通台数は約100台。平均価格は約210.6万円で、中古車の価格帯は約70万~約760万円と幅広くなっている。約100台のZ32型フェアレディZの中古車のうち約4割がMT車と高い比率を占めている。
Z32型フェアレディZの中古車相場の動きを見てみると、6カ月前の流通台数は約83台。中古車の平均価格は約206.7万円。価格帯は約69.8万~約980万円だった。そして3カ月前になると流通台数は約90台と微増。平均価格は約208.5万円。価格帯は約69.8万~約600万円とほぼ横這いで推移していた。
高額な中古車の影響で、徐々に値上がり傾向となっているZ32型フェアレディZだが、1998年10月のマイナーチェンジ後のモデルは流通台数が10台程度で、価格も約188万円からと高値をキープしている。
Z32型以前のZ31はネオクラシックとなり高値安定。2代目のS130そして初代のS30はもうご存じのとおり、クラシックカーとして高い人気を誇り、プレミアム価格となっていて手が届かない存在となっている。
現在のところ、中古車市場においてフェアレディZの主力となるZ32はやや値上がり傾向となっている。新しいZ33やZ34といったモデルは値落ち傾向と動きは異なっているが、大きな変動は見られない。
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