価格はフェラーリ以上のスカイラインGT-R(R32~R34)
レースで勝つために生まれた第2世代のスカイラインGT-Rは、ほぼ日本専売のモデルとなっていたことで海外では半ば伝説のマシンとなっており、25年ルールで輸出が解禁となったタイミングで大きく価格が跳ね上がった車種のひとつ。
一時期の高騰ぶりは落ち着いたものの、今でも最も安価な車両でもR32型で400万円弱、R34の極上車ともなると、5000万~6000万円のプライスタグが付けられているスーパーカーとなっている。
一方、2007年時点ではR32GT-Rの最安値は初期型の17.9万km、修復歴アリで49万円というもの。かなりくたびれていそうではあるが、オールペイントとエンジンOH済と記載があるので、意外とリフレッシュ済だったのかもしれない。
そしてもっとも高額なGT-Rは最終型のニュルで、NISMOマフラーのみ装着のほぼフルノーマル状態、2.1万kmで700万円。今の金額になることを知っていれば、フルローンを組んでも買いたくなる価格だった。
トヨタオリジナルの80スープラも1000万に届く勢い
最後にご紹介するのはトヨタのフラッグシップスポーツカー、スープラ。現在は待望の3代目モデルが販売されているが、BMW Z4と実質的な兄弟車種ということもあって、トヨタオリジナルの先代モデルは未だに高い人気を誇る。
そのため、NAエンジンかつ4速ATという組み合わせであっても350万円以下では購入できない価格帯となっており、フルノーマルに近い状態のよいものでは1000万円オーバーという価格帯となっている。
ただ、2007年当時は終売から5年ほどが経過した中古車といった感覚で、最も安価なものはNA、ATの走行7.5万km修復歴なしのもので47万円と格安。最高額の車両でも最終型のRZ、6速MTの2.2万kmという車両が338万円と、新車価格の448万円から100万円以上安い価格となっていたのだった。
いくら当時を振り返っても過去に戻れるわけでもないし、あの頃の価格帯に戻ることもないとは思うが、もし今、気になっている車両があるのであれば、買えるタイミングで購入しておかないと、今回紹介した車両のように二度と買えない価格になってしまう可能性もある。
そう考えると、やはり“欲しくなった時が買いどき”という言葉は間違っていないのかもしれない。
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