250が出ても根強い人気! 150系ランクルプラドの中古車は買いなのか待ちなのか?

250が出ても根強い人気! 150系ランクルプラドの中古車は買いなのか待ちなのか?

 ランクル250は発表されたが発売は当分先。となると気になるのが150系プラドの中古車だ。ランクルは世代ごとにファンが多いので、値動き次第では意外な「勝ち組グルマ」になる可能性もある。果たして実態はどうか。流通量やオススメグレードを探ってみた!

文/萩原文博、写真/トヨタ、ベストカーWeb編集部

■プラドの後継車が発表! こんな時は現行型の中古車に注目!

2023年8月に公開されたトヨタ ランドクルーザー250。モデルチェンジが待たれたランドクルーザープラドの後継となる。角目と丸目、2種類の目元で登場し、丸目を愛するオールドファンを喜ばせた
2023年8月に公開されたトヨタ ランドクルーザー250。モデルチェンジが待たれたランドクルーザープラドの後継となる。角目と丸目、2種類の目元で登場し、丸目を愛するオールドファンを喜ばせた

 2023年8月2日、トヨタランドクルーザープラドの後継車と言える、新型ランドクルーザー250が世界初公開され、2024年前半の発売を予定している。

 発売開始まではまだ半年以上あるが、世代交代となるフルモデルチェンジは中古車相場が最も活発に動くタイミングでもある。そこで今回は旧型となる150系ランドクルーザープラドを振り返りつつ、今後の相場動向そして狙い目グレードを紹介する。

 150系ランドクルーザープラドは、2009年9月に登場し約14年も販売されたロングセラーモデルだ。それまでのランクルプラドは、3ドアと5ドアの2つのボディを設定していた。しかし150系ランドクルーザープラドは、ハイラックスサーフとシャシーを統合したことで、5ドアモデルのみとなったのが特徴である。

 搭載されているパワートレインだが、デビュー当初は、最高出力276ps、最大トルク380Nmを発生する4L V6DOHCガソリンエンジン+5速ATに加えて、最高出力163ps、最大トルク246Nmを発生する2.7L直4DOHCガソリンエンジン+4速ATという2種類だった。

 2015年6月に実施した一部改良の際に4L・V6ガソリンエンジンが廃止され、約7年ぶりにランドクルーザープラドにディーゼルエンジンが復活。

 環境性能の高いクリーンディーゼルエンジンの1GD-FTV型と呼ばれる2.8L直4DOHCディーゼルターボエンジンは、最高出力177ps、最大トルク450Nmを発生。トランスミッションはディーゼル車、ガソリン車ともにシーケンシャルシフトマチック機能の付いた6速ATが組み合わされている。

 150系ランドクルーザープラドの駆動方式は、全車トルセンLSD付トランスファーを採用したフルタイム4WDを採用。センターデフにトルセンLSDを採用し、路面状況や走行状態に反応して、前後のトルク配分を最適にコントロールするシステムとなっている。

 通常時のトルク配分はフロント40:リア60となっていますが、旋回加速時にはリアに駆動力を配分することで、優れたコーナリング性能を発揮。また前後輪のいずれかがスリップした際にも瞬時に他方にトルクを配分することにより、車両の安定性を素早く回復させる。

 運転支援システムは、2017年9月のマイナーチェンジの際に、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」(現在はトヨタセーフティセンス)を全車に標準装備するなど一層の安全性の向上が図られている。

 150系ランドクルーザープラドのグレード構成は、ベーシックグレードのTXと、TXに快適装備を追加したTX Lパッケージ、さらに最上級グレードのTZ-Gという3グレード。

 TX、TX Lパッケージは2.7L直4ガソリンエンジンと2.8L直4ディーゼルターボエンジンを搭載し、乗車定員も5人乗りと7人乗りが選ぶことが可能。一方の最上級グレードのTZ-Gは搭載されるエンジンは2.8L直4ディーゼルターボの1種類で、乗車定員も7人乗りのみとなっている。

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