250が出ても根強い人気! 150系ランクルプラドの中古車は買いなのか待ちなのか?

■150系ランクルプラドの中古相場は?

トヨタ ランドクルーザープラド(現行型・150系)。新型が発表されたとはいえ発売はまだ先。現行型の中古車事情は気になるところだ
トヨタ ランドクルーザープラド(現行型・150系)。新型が発表されたとはいえ発売はまだ先。現行型の中古車事情は気になるところだ

 モデル概要を頭に入れたところで、現在の中古車事情を見てみよう。現在の150系ランドクルーザープラドの中古車の流通台数は約1,840台。平均価格は約446万円で価格帯は約176万~約710.6万円となっている。

 3カ月前の2023年5月当時は、中古車の流通台数は約2,230台。平均価格は約443万円で価格帯は約170万~約768.8万円。そして半年前の2023年2月当時だと、中古車の流通台数は約1,855台で、平均価格は約477.3万円。そして中古車の価格帯は約190万~約770万円となっている。

 中古車が最も売れる3月の大需要期で平均価格は約30万円下がったものの、その後はほぼ横這いで推移している。この大需要期の平均価格の値落ちは、新車の納期遅延により、高年式・低走行の未使用中古車が大量に売れたことによるものと言える。

 今後ランドクルーザー250が発表されて、150系ランドクルーザープラドの中古車がどのように動くのかが気になるところだが、小幅な値動きが続き、横這いから緩やかな値落ちで動くと考えている。

 その理由は大きく2つ。すでに150系ランドクルーザープラドは生産終了となっており、価格の高い在庫車が中古車として流通する可能性がほとんどないこと。そしてランドクルーザー系の車種は、それぞれの世代にファンがいて、なかなか値落ちが進まないことで知られているからだ。

 これら2つの理由から150系ランドクルーザープラドの中古車相場は、ほぼ横這い、もしくは緩やかな値落ちとなるので、焦って購入する必要はなく、じっくりと吟味したい。

■150系ランクルプラドのオススメグレードは?

筆者の萩原氏がオススメする150系プラドのグレードは?
筆者の萩原氏がオススメする150系プラドのグレードは?

 中古車でオススメのグレードを紹介したいが、その前にグレードによる装備の違いに触れておきたい。

 まず装着されるアルミホイールは、TXとTX Lパッケージは17インチ。そしてTZ-Gは19インチを標準装備。

 シート表皮は、TXがファブリックで、TX LパッケージとTZ-Gは本革となる。また、オーナメントパネルはTXがブラックだが、TX LパッケージとTZ-Gはインテリアカラーに合わせて、ダークブラウンの木目調かライトブラウンの木目調+金属調加飾を選ぶことが可能だ。

 本革シートが標準装備となるTX LパッケージとTZ-Gは運転席8ウェイ、助手席4ウェイのパワーシート。そして運転席・助手席の快適温熱シート+シートベンチレーション機能が標準装備。さらにサードシートは電動で、背もたれを倒してフロアに収納することが可能となっている。

 これを踏まえて、オススメグレードはTX Lパッケージだ。2.7Lガソリンエンジンと2.8Lディーゼルターボ。そして5人乗り、7人乗りとバリエーションが豊富。なおかつ中古車の流通台数も豊富だ。

 さらに、Gフロンティア、70thアニバーサリーリミテッド、そしてブラックエディション、マットブラックエディションなど専用装備を採用した特別仕様車も充実しているのが理由だ。

 しかも最上級グレードの2.8ディーゼルターボTZ-GよりTXLパッケージのほうがリセールバリューも高いという特徴もある。人気の150系ランドクルーザープラドの中古車は、安全装備の充実した2017年9月以降のTX Lパッケージを狙うのが正解だ。

【画像ギャラリー】新型が発表されたら現行型の中古に目を光らせろ!! 150系ランクルプラドに注目!!(15枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

トヨタセリカ復活計画、始動!? 新型ホンダフリードの獲れたて新情報も盛りだくさん!【ベストカー6月10日号】

トヨタセリカ復活計画、始動!? 新型ホンダフリードの獲れたて新情報も盛りだくさん!【ベストカー6月10日号】

トヨタ自動車の壮大なるBIGネーム復活計画の第四弾は……なんとトヨタセリカ!? 新型ホンダフリードの注目情報や、レーシングドライバー岩佐歩夢選手の新旧ホンダスポーツカー試乗など、GW明けから全力投球な企画だらけです!