適正価格になってきた3代目
3代目(FD2)
販売期間:2007~2010年
全長4540×全幅1770×全高1430mm、1998cc、直4DOHC、225ps/21.9kgm
デビュー時価格:283万5000円
続いては2007年に登場した3代目シビックタイプRのデータを見てみよう。現在中古車の流通台数は約110台だが、3カ月前は150台あったので、わずか3カ月で約1/3が市場から姿を消している。
その影響からか中古車の平均走行距離は約6.8万kmから約7.4万kmに延び、平均相場は約202万円から約185万円へと値落ちしている。これは走行距離が少ない高価格の中古車が売れてしまったということを表しているのだ。
価格帯を見てみると、約88.9万~約319.8万円とこちらも価格帯は幅広くなっている。しかし初代とは異なり、3代目は250万円を超える物件は走行距離が5万km以下という好条件となっているし、中には走行距離1.7万kmのホンダディーラーが扱う認定中古車も見つけることができる。
3代目もボディカラーは圧倒的にホワイトが多いが、こちらはブルーや赤といったレアカラーの価格は安くなっている。価格を抑えてコンディションの良いクルマを狙うのならばホワイトを外すのがいいだろう。
初代と3代目のシビックタイプRの中古車事情を見たが、平均価格の差がわずか20万円し関わらず、価格帯もかなりクロスオーバーしている。
初代シビックタイプRはネオクラシックカーの域に入っておりプレミアム価格となっている。いっぽうの3代目はまだそういった神格化は起きておらず、適正価格となってきたのかもしれない。
どちらが買いというのはかなり難しいが、タイプRらしい胸のすくような加速とどこまでも回っていきそうな回転フィーリングを味わいたいならば3代目をオススメしたい。
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