ND型ロードスターの中古価格はどうなっているのか?
一方、4代目となるND型ロードスターはスカイアクティブテクノロジーによってライトウェイトスポーツへと原点回帰。そのドライバーと一体感が味わえる走行性能が評価され、先代モデルに続き、日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーに輝いた。
搭載するエンジンはソフトトップ車が1.5L直4エンジンへとダウンサイジングされ、2016年に追加されたファストバックスタイルのオープンモデルRFは2L直4エンジンを搭載し、キャラクターが異なっている。
現行モデルND型ロードスターの中古車の流通台数は、ソフトトップ車が約199台、RFは約68台となっている。中古車の平均価格の推移を見てみると、ソフトトップ車は3カ月前が約215万円、今月は約218万円と値上がり基調が続いている。一方のRFは3カ月前が約279万円で今月は約282万円とこちらもやや値上がり基調を示している。
続いて各モデルの価格帯とグレード分布を見てみる。ソフトトップ車の中古車の価格帯は約139万~約308万円で、150万円以下の中古車は修復歴ありもしくは走行距離10万kmオーバーというクルマなので、コンディションなどを考えると予算200万円は用意したい。
グレードはデビュー時から設定されているスペシャルパッケージが約55%と最も多く、次いでレザーパッケージ、標準グレードが続く。最も多いスペシャルパッケージでは約7割がMT車となっており、先代モデル同様にソフトトップはMT車比率が高い。
そして最後はRFだが、登場からようやく3年と新しいモデルなので、中古車の価格帯は約214万~約379万円と高値をキープしている。グレード分布は豪華装備が特徴のVSが約58.6%と最も多く、次いでRSが続く。
最も多いVSの中古車のトランスミッションを調べてみるとMTとATがほぼイーブンとなっており、パワーのある2Lエンジンの特性を活かして、こちらも先代モデル同様にドライビングプレジャーを楽しむ人が多いことがわかる。
オススメなロードスターはこれ!!
ロードスターの中古車は先代のNC、現行型のNDともにハードな走りを求める人はソフトトップドライビングプレジャーそしてオープエアを手軽に楽しみたいという人はRHT、RFがオススメといえる。
多くの人にとってオープンカーは人生の中で2回手にするチャンスがあると考えられる。1回目は独身の若者のとき、そして2回目は子育てを卒業した時。
ロードスターの中古車で言えば、1回目は価格の安いソフトトップを手に入れてガンガン走ってクルマを操る楽しさを知る。そして2回目は色々なクルマに乗って、やはりクルマ本来の操る楽しさをもう一度味わいたいと思う時だ。
そんな素敵なカーライフをロードスターは演出してくれるクルマなのだ。
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