■アウディ Q7(新車価格:698.0~996万円)
●年式:2007~2009年式/相場:100万~120万円
どことなく知的なイメージがあるアウディの初代Q7も、車両100万~120万円付近でいちおう探すことはできる。
この価格帯で狙えるグレードは最高出力280psの3.6L V6を積む3.6FSIクワトロの一択。クワトロ(4WD)といってもこのクルマの場合、悪路走破性はさほど高くはない。
だがプレミアムSUVで悪路を走る人などまずいないのでノープロブレムだろう。それよりもエアサス仕様の場合は、そこの状態に気をつけるべきだ。
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■10年落ちの大物クルマは本当に安心して乗れるのか?
なにをもって「大丈夫」とするかは人それぞれだが、例えば「納車翌日にいきなりぶっ壊れないか?」という質問であれば「たぶん大丈夫」という答えになる。
オートオークションを中心とするさまざまな“仕組み”が昔より断然整備されてきた最近の中古車業界では、いきなりエンストして動かなくなるような超絶不良品が販売されることは(ゼロではないが)今やほとんどないからだ。
しかし「1年後、あるいは2~3年後も普通に乗れるか?」という質問に対しては「なんともいえない」というのが誠実な回答となる。
というのも、もともとの値段が1000万円級だったクルマというのは、故障した際に必要となる「部品代」と「手間賃」も高額だからだ。
修理費用を出せるのであれば、高級車だろうが軽自動車だろうがクルマというのはいくらでも直せるし、いつまででも走らせることができる。
だが経済的な理由により、あるいは「このクルマにそこまでの費用は出したくないな……」という心理的な理由により、整備と修理の費用が出せなくなった時、そのクルマは“止まる”のだ。
そういった意味で、今回ここで紹介した10車種の元高級車は、基本的には「買っても大丈夫」ではある。しかしそれに乗り続けるためには「ある程度の予備費用」も必要であることは、いちおう頭に入れておいていただきたい。
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