現在、有明で開催中の東京モーターショー、スズキブースに「スペーシアコンセプト」が出品され、プレスカンファレンスで「近いうちにお届けします」という社長発表まであったスズキの次期スペーシアに新情報が入ってきました。
どうやら全国各スズキディーラーでは、もう具体的に準備に入っているようです。大ヒットモデルのトールワゴン市場だけに、波乱の予感がします。
なお本企画担当は東京モーターショー会場でこのスペーシアカスタムコンセプトを見て、「こ……こんなに派手な顔になるの……」と絶句しました。なんというか、ギンギラギンでした。はい
文:遠藤徹
■現行型の値引きが拡大中!!
スズキは2018年の年明け早々に「スペーシア」をフルモデルチェンジする方向でスケジュール調整を行っている。
新シリーズは2017年2月にフルモデルチェンジした「ワゴンR」と同様に、新開発のプラットフォーム&エンジンなどを採用。ボディサイズは従来と同じだが、室内各部のレイアウトの見直しでライバルのホンダN-BOXやダイハツタントなみの室内居住空間の拡大を目指して仕立てる。
パワーユニットはワゴンRと基本的に同じマイルドハイブリッドを搭載し、低燃費と高性能を高次元で両立させるが、エンジン始動時のEV走行の時間をさらに引き延ばすことで、同クラス最高の低燃費を実現させる見込み。
安全面ではこれもワゴンRと同様に単眼カメラと赤外線レーダーを用いた、最新の「デュアルセンサーブレーキサポート」を搭載。これまで衝突軽減は前進のみ対応だったが、新たに後退時の衝突軽減ブレーキシステムを設定するのが売り。
これによってN-BOXやタントを追撃し、軽自動車のトップセラーモデルを目指す構えである。新型車の事前受注の開始は新年明け早々からになりそうだ。
現行モデルは「カスタムZ」中心の生産に絞られており、他のグレードは実質的な在庫一掃セールに入りつつある。車両本体からの値引き額は16万円、ナビ、ETC付だと20万円は軽く突破するケースが多い。軽自動車としては破格の値引き額といえる。
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