毎日ディーラーを回り、販売店幹部と会って「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。今回はSUVの新車情報を中心に、ニューモデル情報や発売直後の注目車の売れ行きを調査してくれました。
RAV4、CR-V、ジムニー、CX-8、フォレスター、エクリプスクロスと、新型SUV情報祭りとなっております!
文:遠藤徹
ベストカー2018年4月26日号「遠藤徹の地獄耳スクープ」より
■トヨタRAV4が2019年春に日本発売
3月30日から開催されたアメリカ・ニューヨークショーにて、トヨタは新型RAV4を世界初公開しました。
通常は北米仕様のみの発表となるのですが、トヨタはここで「日本においては、(市販開始は)2019年春頃を予定しています」と公言。関係者を驚かせました。
新型RAV4のパワーユニットは新開発2.5Lの直噴NAガソリンエンジンと同ハイブリッドを搭載すると思われます。
NAガソリンは2列シート5人乗りと3列シート6~7人乗り、ハイブリッドは2列シート5人乗りを設定する見込みです。エンジン違い、もしくはグレード違いで、2種類のグリル形状が異なったフロントマスクを用意。
車両本体価格は250万~300万円で、日産エクストレイル、マツダCX-5、三菱アウトランダー、スバルフォレスターなどに対抗させます。
従来のハリアーはアッパーミディアムクラス、C-HRはコンパクトクラスであり、その中間のミディアムクラスにはこれまで真っ向から対抗できるSUVがありませんでした。
今回これをカバーすることや同クラスでの3列シート仕様のニーズに対応するためにRAV4投入を決断した側面があります。扱い店はこれまでのネッツ店専売から、ネッツ店とトヨペット店の併売ないしは全系列店となりそうです。
■次期型CR-Vはハリアー&CX-8が対抗モデル
ホンダが8月下旬にも投入する新型CR-Vは、トヨタハリアーとマツダCX-8をライバルに想定していることが明らかになりました。
新型は2列シート車と3列シート車が設定され、対抗モデルは2列シートがハリアー、3列シートがCX-8となります。
新型は、昨年の東京モーターショーにプロトタイプが出品されましたが、市販モデルはこれとほぼ同じ内容となります。
パワートレーンは1.5Lガソリンターボと2Lハイブリッドで、1.5Lターボは2列シート5人乗りと3列シート6~7人乗り、ハイブリッドは2列シート5人乗りのみになります。
駆動方式は1.5Lターボが2WDと4WD、ハイブリッドは2WDのみとなります。トランスミッションは全車CVT。車両本体価格は295万~450万円程度に設定する見込みです。
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