安価に乗れるオープンカーとして高い人気を誇るマツダ ロードスターだが、スポーツカーであるが故に「ターボ」を求めてしまう人も一定数いるかも知れない。でもよく考えて欲しい、皆さんがロードスターに求めているのは速く走るクルマなのかを。
※本稿は2024年9月のものです
文:斎藤 聡/写真:マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年10月26日号
■ターボ化は方向性が違う
ブリティッシュライトウエイトスポーツをロードスターの経典とするならば、絶対的な速さをロードスターの世界観では求めていない。原理主義的な意見になってしまうが、やはりロードスターにはターボはいらないと思う。
絶対的な速さではなく、ドライバーとクルマが一体となって手足のようにクルマを操る楽しさが、ロードスターが求めるスポーツカーの本質だと思うからだ。
安易にターボを付けパワーアップすると、35年作り続けてきたロードスターだけが持つスポーツカーの世界を見失ってしまいかねないと思うからだ。
もちろん個人が絶対的な速さに楽しさを見出して改造を加え、ターボ化することに異論はない。
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