決算月の9月と3月は大きく販売台数を伸ばすことがディーラーの宿命。
つまり値引きも頑張ってくれるということもあり、それを見越して買いに来る消費者も多く、 大概の車種では販売台数が伸びるというのが一般的だ。
そんな決算月の今年9月は、ホンダフリードがフルモデルチェンジを受けるなど、年末に向けて新型車のデビューの口火が切られた月ともいえる。さっそく2016年9月の販売台数ランキングトップ10をサクサクッと分析。
文:WEBベストカー編集部
ベストカー2016年11月26日号
アクアが大躍進
トップ5は8月と変わらずの順位とメンバーに。注目すべきはアクアの増進。王者プリウスとアクア、8月の販売台数差は4380台と大きく開いていたが、ここにきて2027台までにその差を縮めてきた。
もしかしたらアクアがまた首位に返り咲く可能性も出てきた。
1位 プリウス 1万7520台 (+1920台)
2位 アクア 1万5493台 (+4273台)
3位 シエンタ / シエンタハイブリッド 1万2320台 (+2800台)
4位 フィット / フィットハイブリッド 1万226台(+3193台)
5位 ヴォクシー / ヴォクシーハイブリッド 9960台(+3200台)
それにしてもベスト5の全車にハイブリッドの設定があるとなると、消費者が求めるクルマがハッキリとしてきた感じも受ける。全車ともに決算期の影響か前月比の台数が増加していることにも注目。
今後プリウスPHVや、C-HRなどハイブリッドモデルの投入が続くため、ランキングの変動もありそうだ。
6~10位までは…?
- 6位 ヴェゼル / ヴェゼルハイブリッド 8296台 (+3230台)
- 7位 パッソ 8164台 (+1688台)
- 8位 セレナ6365台 (+6118台)
- 9位 ステップワゴン / ステップワゴンスパーダ 6014台 (+2855台)
- 10位 エクストレイル / エクストレイルハイブリッド 5959台 (+2629台)
6位以下は少し変動があったが、このなかで注目すべきは8位セレナと9位ステップワゴンの一騎打ちだろう。セレナは8月にフルモデルチェンジするもアイドリングストップの不具合により、一時発売停止。
9月になり発売を再開したが、やはりオートパイロットなど先進技術の引き合いも強く、あっさりとステップワゴンを抜き去った。まだまだ「やっちゃえ日産」ということで、今後まだまだ伸びしろはありそうだ。
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