紳士の国、英国で忘れてはいけない貴族車がジャガーだ。ロールス、ベントレー、アストンの陰に隠れがちなうえに、近年モデルの出来栄えからはやや斜陽貴族の感が拭えないが、貴族は貴族。ジャガー家の名には依然として絶大な威光が備わっているのだ!!
※本稿は2024年10月のものです
文:伊達軍曹/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年11月10日号
■ジャガー XE(現行型・中古価格:140万円~)
英国車のなかでも御三家と比べると家柄的には下であり、さらに近年のモデルは乗り味やディテールに関しても名家・名門感はやや薄いかもしれない。
ただそれでも「ジャガーという表札」の威力は充分であるため、自身の貴族化だけを考えるのであれば、なんら問題はない。140万円程度の額でプレミアムDセグメントに属する「XE」に乗れば、まずまずセレブなイメージを醸し出すことに成功するだろう。
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コメント
コメントの使い方中古輸入車の話題では定番ネタだが、車両価格と税金諸経費だけで乗れるほど甘くない。国産車だと滅多に交換しない部品が消耗品となっていて部品代や工賃が結構高い。また最近は減ったとは言われるものの、やはり国産車ではありえない故障が発生して多額の修理費用に苛まれる。ジャガーの天井内張の剝がれ落ちは全モデルの「お約束」と言っていいだろう。