ミッドサイズSUVカテゴリーで、高い人気を誇るトヨタ「ハリアー」。その次期型が2020年に登場予定だ。新型が登場するとなると気になるのは、そのスペックなども気になるが、現行型を欲しい人はいつが買い時なのか? も気になるところだろう。
今回は、現行車が欲しい人は、いつディーラーに足を運ぶべきか? 値引きはどの程度期待できるかなどの実用的な情報から、次期型に関する最新情報も入手したので、併せてお届けしたい。
文/遠藤徹
写真/TOYOTA
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■人気の現行型をお得に買うには、いつがベストなのか!?
ハリアーは、2020年5月のゴールデンウイーク明けに、フルモデルチェンジすることが有力になっている。
現行モデルは人気の根強さは維持しているが、販売はここに来て頭打ち傾向にある。それでも2019年11月末時点での納期は約2カ月待ちで、この年末セールでも比較的強気の商売をしている。
現段階で、次期型へ引き継ぐタイムスケジュールをざっと予想すると、2020年の年明け早々から徐々に生産を絞り込み、3月いっぱいでオーダーストップになり、次期型のプレキャンペーンがスタート、4月上旬あたりに価格を決めて、先行予約の受付を開始し、5月のゴールデンウイーク明けが発表、発売になる見込みである。
したがって、3月は激安で買える最終のグッドタイミングとなる。トヨタの量販モデルは最近、ほとんどが受注をしてからの生産、納車態勢としている。ハリアーもしかりである。したがって、大幅値引きがゲットできる在庫一掃セールはない。
ただ今回のハリアーは、モデルの切り替えで次期型の生産準備をする必要があるので、人気グレードやボディカラーについては、最終月の2~3月は見込みの生産枠を確保する見通しだ。
売れ筋グレードは、FF・2Lガソリンのプレミアム、プログレスで特別仕様車「プレミアム スタイルノアール」など。ボディカラーは、圧倒的にホワイトパールクリスタルシャインで占められる。
したがって、最終月の生産枠もこれらを中心に確保するはず。首都圏の某トヨペット店で、FF・プログレス2000(車両本体価格385万円)に、有料色のホワイトパールクリスタルシャイン、フロアマットロイヤルタイプ、サイドマッドガード、ナビ連動ETC2.0ユニット、カメラ一体型ドライブレコーダーなど約26万円の付属品を付けて弾いて貰うと、法定、法定外諸費用込みで約428万円と出た。
値引きは、初回回答で車両本体から約15万円、付属品から3万円、合計18万円が提示された。年末セールでは最終的には25万円程度に達すると予想される。
これが2~3月の実質的な在庫処分セールであれば、35万円程度は可能性の範囲といえる。競合するライバル車は同じトヨタの「RAV4」をはじめ、マツダ「CX-5」、ホンダ「CR-V」、スバル「フォレスター」が挙げられる。
扱っているのは、東京地区だとトヨタモビリティ東京、他地域はトヨペット店となっている。トヨペット店はどこの地域でも買えるので、これを活用すればトヨペット店同士の競合も可能になる。
特に安く買えるのは週末のフェア日だ。値引きで最大に近い決済権を持つ店長が店におり、指揮を執っているから、短時間で大幅値引きをゲットできる確率が高くなる。
2月と3月では、決算セールの締めにあたる3月のほうが激安で買える確率は高いが、グレード、ボディカラー、オプションパーツの枠に限りが出る、あるいは在庫ゼロになったりするので要注意だ。
ハリアーは人気モデルであり、リセールバリューも最高レベルだから、手放す時に高値がついて得をする確率が高い。最近利用率の高い残価設定クレジットを組むと、3年後の残価率は58%、5年後でも38%となっている。
これはトヨタの乗用車では最高レベルで、アルファード/ヴェルファイア並みでクラウンよりも高い。しかも無傷で乗り続ければ、代替えし精算する時の査定額は、この残価を20~30万円も上回るケースがほとんどとなっている。
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