日本のどこかの道で日々活躍しているJAF(正式名称は日本自動車連盟)。ピンチの時に電話一本で駆けつけてくれる彼らには、お世話になったことがある方なら頭が下がる思いだろう。
そのJAFによると、2018年のJAFロードサービス出動件数は、合計で228万6043件。なんと13.8秒に1件の割合で出動しているという。
その救援内容でもっとも多いのが、「バッテリー上がり」で、続いて「タイヤのパンク」、「キーとじ込み」であるそう。しかし中にはこんな珍案件もあるようだ。
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文章:吉川賢一、写真:ベストカー編集部
機械式駐車場でクルマが真っ逆さまに!?
「クルマは絶対にMT!」というHさん夫妻。夫婦ともにベテランドライバーで、奥さんが自宅の機械式駐車場に車を止め、昇降機のボダンを押してクルマが1mほど上昇したときに、それは起こった。
なんとクルマが少しずつ前進してきたのだ。そしてクルマは頭から落ち、垂直に逆立ちしている形になってしまったそう。
サイドブレーキの引きが甘かったことが原因だったようだが、JAFはこのトラブルを2台のレッカー車をつかって救援したとのこと。
壊れたわけではないけれど…
譲ってもらったバイクで沢に降りたIさん。ところが、意外と沢が広く、そのまま進むのは無理だったため戻ろうとした。
しかしそこは、25度程度もの急傾斜の砂利道の林道。戻るどころか後ろ向きに林道に落っこちてしまって、JAFを呼ぶことに。故障などの技術的な問題はなかったため、暑さと蚊と戦いながら、人力作戦で救出されたとのこと。
クラッチを踏んだら折れてしまった
お盆休みに帰省してきた孫たちを、15万キロ以上乗り続けている愛車で駅に迎えに行ったTさん。
途中、信号の手前でギアを入れ替えようとクラッチを踏んだところ、ボキッと音が…。なんとクラッチベダルが折れて戻らなくなってしまったのだ。
お盆休みのため、いつも使っている修理工場もディーラーもお休み。途方に暮れたTさんだったが、JAFの隊員が、自宅にレッカー移動してくれる途中で、自宅近くでお盆でも営業している修理工場を紹介してくれた。
そしてその修理工場が貸してくれた代車で、無事にお孫さんたちとお盆休みを堪能できたそうだ。
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